
20周年を迎えたDirtybirdが切り拓く、新たな“飛翔”の章
ハウス/テクノ・レーベルとして世界的な存在感を誇るDirtybirdが、創設20周年を記念し、南米・ブラジルを舞台にした大型企画「Flight Week Brazil」を開催する。開催期間は2025年11月28日から12月13日まで。ツアー形式のクラブ・テイクオーバーと、音楽制作に焦点を当てたウィークロングのライティングキャンプで構成される。サンパウロやレシフェをはじめ、アメリカーナ、ゴイアニア、ベロ・オリゾンテなど主要都市を巡る予定である。
ブルーノ・フルラン、イルージョニスらが集結──ブラジルの次世代と交わる熱狂
ツアーにはDirtybirdの常連であるブルーノ・フルラン、Buja、Cour T.、DJグレン、HeyDoc!、イルージョニスト、マリク・マスタッシュ、プラスティック・ロボッツ、ヴォコーダーらが登場。各地のクラブでB2Bセッションや即興的なコラボが行われ、Dirtybirdが掲げてきた“遊び心”と“自由なグルーヴ”がフロアに解き放たれる。さらに、現地プロデューサーを対象としたコンテストも実施され、ブラジルの新鋭アーティストが国際的な注目を浴びる機会となる。
ベロ・オリゾンテでの創造合宿──音楽で文化を越える瞬間
イベントの中心を担うのが、ベロ・オリゾンテで行われるライティングキャンプである。アーティストたちは4日間にわたり共同制作に没頭し、ブラジルのリズムとDirtybirdのエッジを融合させた新しい音楽を生み出す。キャンプ最終日には、地元クラブ「Sync Club」でクロージングパーティを開催。ここでしか体験できない“音楽の化学反応”が生まれる瞬間を、ファンは目撃することになるだろう。






南米との深い絆が生んだ必然のツアー
Dirtybirdとブラジルの関係は今に始まったことではない。ブルーノ・フルランやDJグレンといったブラジル勢は、長年にわたりレーベルのサウンドを牽引してきた存在である。2024年にはコンピレーション『Taste Of Brazil』を発表し、Bad ComppanyやRibgugaといった新鋭のリリースも手掛けた。今回のFlight Week Brazilは、こうした“文化的交流”の延長線上にある自然な流れであり、Dirtybirdの国際的展開における重要な一歩といえる。
フロアを繋ぐ翼として、次の20年へ
2005年の設立以来、DirtybirdはWalker & Royce、VNSSAらを輩出し、CampoutフェスやBBQシリーズなど数々のイベントを成功させてきた。Mixmagの“Label of the Decade”にも選出されたその軌跡は、単なるハウスレーベルを超えた“コミュニティ”の証明である。Flight Week Brazilは、そのスピリットを世界に広げるための最新章──音楽と人、文化と文化が出会い、再び飛び立つための翼なのだ。
Flight Week Brazil ツアースケジュール
- 11月28日:Dandhai Club(クリチバ)
- 11月29日:Royal Garden(アメリカーナ)
- 12月5日:Sync Club(ベロ・オリゾンテ)
- 12月6日:Reverse(ゴイアニア)
- 12月12日:Crema Club(サンパウロ)
- 12月13日:Cais Rooftop(レシフェ)
詳細・RSVP: https://music.empi.re/brasil
Dirtybirdの飛行は、まだ終わらない──むしろここからが、本当の“離陸”である。
