現代ネオソウルの最高峰──ムーンチャイルド、最新作『Waves』で“心の波”を描く

ロサンゼルスを拠点に活動するトリオ、ムーンチャイルド(Moonchild)が、通算6作目となるニュー・アルバム『Waves』を2026年2月20日にデジタル、2月27日にCD/LPでリリースすることを発表した。すでに「Ride The Wave ft. Astyn Turr」と「Not Sorry ft. Jill Scott & Rapsody」の2曲がミュージックビデオと共に先行公開されている。

アンバー・ナヴラン、アンドリス・マットソン、マックス・ブリックの3人によるムーンチャイルドは、ソウル、R&B、ジャズを自在に溶け合わせた洗練のサウンドで知られる。グラミー賞ノミネート歴を持ち、NPR「Tiny Desk」でのパフォーマンスでも高い評価を受けた彼らは、温もりと知性を兼ね備えた音楽性で現代ネオソウルの最前線を走り続けている。

前作『Starfruit』(2022年)に続く『Waves』は、彼らの音楽的成熟と精神的深化を象徴する作品である。本作のテーマは“心の健康”“癒し”“感情の成長”。メンバー自身が作詞・作曲・アレンジ・プロデュースを手がけ、人生の浮き沈みや内省を音楽で描く。柔らかなメロウネスの中に宿るのは、「本当の強さは、脆さを受け入れることから生まれる」という誠実なメッセージである。

これまでの『Be Free』(2012年)から『Little Ghost』(2019年)までの歩みを踏まえつつ、『Waves』ではより豊かなホーン・アレンジと繊細なハーモニーが息づく。タイムレスなソウルの質感を保ちながらも、現代R&Bの空気感を軽やかに纏ったサウンドが特徴的である。

ジル・スコットとラプソディを迎えた「Not Sorry」、そして世界メンタルヘルスデー(10月10日)に公開されたアスティン・ター参加曲「Ride The Wave」は、自己受容と心の解放をテーマにした本作の方向性を象徴している。胸に響くリリックと優美なプロダクションが、聴く者の心を静かに包み込む。

ムーンチャイルドが奏でる“波”は、感情の揺らぎを肯定し、柔らかく流れていくことの美しさを教えてくれる。彼らの音楽は、リスナー一人ひとりの心に静かな光を灯すに違いない。

最新アルバム『Waves』は、デジタルは2月20日、CD/LPは2月27日にリリース予定。国内盤CDには解説書を封入、日本限定カラー・ヴァイナル(グリーン)を含む限定仕様LPも同時発売される。

Moonchild『Waves』 リリース情報


Moonchild『Waves』
Label:Tru Thoughts
Digital Release:2026年2月20日
CD/LP Release:2026年2月27日

  • 国内流通仕様盤CD(解説書封入)
  • 輸入盤CD
  • 日本限定盤LP(数量限定/日本限定カラー[グリーン]/解説書封入/日本語帯付き)
  • 輸入盤LP(アメジスト・ヴァイナル)
  • 輸入盤LP(ブラック・ヴァイナル)

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