
彼の新たな音楽的チャプターを象徴する一曲
Louis Tomlinson(ルイ・トムリンソン)が、新曲「Lemonade」のミュージックビデオを公開した。本作は2026年1月23日にリリースされる3rdアルバム『How Did I Get Here?』からの先行シングルであり、彼の新たな音楽的チャプターを象徴する一曲である。
印象的なフレーズ “She’s so bitter, she’s so sweet, a little taste is all I need.”(彼女は苦くて、彼女は甘い。ほんのひと口で十分なんだ)を軸に展開される「Lemonade」は、疲れたLouisが“レモネード”を探して幻想的な世界をさまようという、シュールでサイケデリックな物語を描く。監督を務めたのは、ビジュアルアーティストのEmmanuel Adjei(エマニュエル・アジェイ)。ガーナ系オランダ人の映像作家であり、これまでMadonnaやFKA twigsらの作品も手掛けてきた彼が、本作では映像美とユーモアを巧みに融合させた“現代版アリス・イン・ワンダーランド”を創り上げている。
シンガーソングライターとしてさらなる成熟を遂げたことを証明する一枚
Tomlinsonは本作について、「最初のシングルは野心的でなければならなかった。大きくて楽しいサウンドで、新しい章の幕開けにふさわしい曲なんだ」とコメントしている。またアルバム『How Did I Get Here?』については、「これは僕がずっと作るべきだったレコードだと思う。正直さが僕の核であり、心の内を隠さず音楽に込めた。ようやく“なりたい自分”として音を表現できた」と語る。
本作は、イギリスの田舎で構想を練り、2025年初頭にコスタリカのサンタ・テレサで共同プロデューサーのNico Rebscher(Aurora、Alice Merton)とともに制作された。Tomlinsonは「自分が望むアーティストになるために自信をつける必要があった。結果的に、ダイナミックでパーソナルな作品が生まれた」と振り返る。
『How Did I Get Here?』は、彼がシンガーソングライターとしてさらなる成熟を遂げたことを証明する一枚となるだろう。

リリース情報
Lemonade
アーティスト:Louis Tomlinson
リリース日:2025年10月1日(水)日本時間 2:30AM
試聴リンク:https://louist.lnk.to/LemonadePR
How Did I Get Here?
リリース日:2026年1月23日(金)
Pre-save:https://louist.lnk.to/HowDidIGetHerePR

Louis Tomlinson プロフィール
One Directionとして世界を席巻した後、2020年にソロデビュー作『Walls』を発表。全世界で120万枚以上を売り上げ、ストリーミング再生数は10億回に迫る。続く2ndアルバム『Faith In The Future』(2022年)は英・西・アルゼンチン・ベルギーで1位を獲得し、米Billboard 200でもトップ5入りを果たした。
Bebe Rexhaとの「Back To You」や、Steve Aokiとの「Just Hold On」などヒット曲多数。さらに、自身が主催する「The Away From Home Festival」は今年で5周年を迎え、世界各地でソールドアウトを記録している。
メキシコシティのF1サーキットで男性ソロとして史上初のヘッドライナーを務めるなど、ライブパフォーマーとしての存在感も際立つ。ドキュメンタリー映画『All Of Those Voices』(2023年)は65か国で上映され、彼の内面と進化を深く描き出した。
新曲「Lemonade」は、Louis Tomlinsonのアーティストとしての再出発を告げるレモンのように爽やかで、少しほろ苦い一杯である。