
フェンダーミュージックは、原宿・表参道エリアで開催中の体験型イベント「FENDER® EXPERIENCE 2025」の特別企画として実施した『Fender® ギターデザイン コンテスト』の入賞作品を発表した。応募総数1,543件という過去最大規模の公募となった本コンテストでは、審査の結果、3名が最優秀賞に選ばれたほか、熱意あふれる応募が寄せられたことを受け、新たに「特別賞」「キッズ賞」「努力賞」も追加で設けられた。
入賞作品はいずれも“音楽とアートの交差点”を象徴するデザインであり、フェンダーが掲げる「創造性と自己表現を祝福するスピリット」を体現したものとなっている。

音楽とアートを結ぶ、テレキャスターの新しいかたち
最優秀賞を受賞したのは、齋英輝、沓掛愛理、KAKOの3氏。
齋氏の作品は、花々(ガーベラ、バラ、トルコキキョウ、オオアマナ)をモチーフに、繊細なペン画で描かれたモノクロームのデザイン。縦置きでも演奏中でも構図が成立するよう工夫された造形美が際立つ。
沓掛氏のデザインは、紫の下地に星のような色を散らし、白のペンで生命と記号を自由に描き込んだ鮮烈な一枚。見るたびに新しい発見がある、エネルギッシュな世界観が魅力である。
KAKO氏の作品は「鬼の咆哮」をテーマに、強さと情熱を象徴。どんな困難にも立ち向かう“内なる鬼”を鼓舞するメッセージがこめられた。
さらに、特別賞には山本一蕗氏が選出。加えて、子どもたちによる42点の「キッズ賞」、そして1点の「努力賞」が贈られた。

受賞デザインが実際のギターとして誕生
入賞者のデザインは、実際に「Fender Made in Japan Telecaster®」として製作され、本人に贈呈される。まさに“世界に一つだけのギター”が生まれる瞬間である。
これらの入賞作品は、10月11日(土)から13日(月・祝)まで開催中の「FENDER® EXPERIENCE 2025」会場内で特別展示され、来場者は実物を間近で鑑賞できる。

「FENDER® EXPERIENCE 2025」──音楽と創造性の祝祭
同イベントは、「音楽・クリエイティビティ・そして人とのつながりを祝う」ことをテーマとしたフェンダー独自の体験型イベントである。
表参道ヒルズ、ラフォーレミュージアム原宿、そしてFender Flagship Tokyoの3会場を舞台に、ライブパフォーマンスやワークショップ、ギター/ベース展示などを通じて、プレイヤー、ファン、アーティストが交わる“音楽の交差点”を形成している。
前身となる「Fender Custom Shop Experience」からさらにスケールアップした本年は、フェンダーというブランドの世界観を原宿・表参道というカルチャーの発信地で体感できる特別な3日間となっている。

フェンダーが奏でる、表現者たちへの賛歌
1946年の創業以来、フェンダーは音楽文化を支える革新の象徴として歩み続けてきた。ギターやベースという楽器を超え、音楽を通じたコミュニティの創造を重視してきた同社にとって、このコンテストはまさに“次世代の表現者たち”と共に未来を描く試みである。
音楽を愛し、デザインを通してその想いを表現するすべての人にとって、フェンダーのテレキャスターは単なるキャンバスではない。それは、音と色彩で語る“もうひとつの楽器”である。
FENDER® EXPERIENCE 2025
開催期間:2025年10月11日(土)〜13日(月・祝)
会場:表参道ヒルズ/ラフォーレミュージアム原宿/Fender Flagship Tokyo
入場:無料(一部コンテンツは事前予約制)
公式サイトはこちら