ゲッタがこのタイトルを手にするのは2011年以来
2025年10月1日、イビサの新会場〈UNVRS〉にてDJ Mag主催「Top 100 DJs 2025」の授賞式が開催され、フランス出身のデヴィッド・ゲッタが世界No.1 DJの座を獲得した。ゲッタがこのタイトルを手にするのは2011年以来であり、2020年、2021年、2023年に続いて通算5度目の戴冠となる。5度の受賞は、マーティン・ギャリックス、アーミン・ヴァン・ビューレンに並ぶ快挙である。
40年以上にわたり第一線で活動を続けるゲッタは、この1年間だけでも毎月のように新曲を発表。MORTENとの「Lucky」やSiaとの新曲をはじめ、アフロジャック、マーティン・ギャリックス、ニッキー・ロメロ、ファットボーイ・スリムらとのコラボレーションを次々と展開。さらにはK-POPグループHuntr/xのリミックスまで手がけ、ジャンルの枠を超えた創造力を発揮している。
ライブ面でも、イビサの新拠点〈UNVRS〉でのレジデンシー「Galactic Circus」を成功させ、サウジアラビアのアルウラやパリのスタッド・ド・フランスといった象徴的な会場での大規模公演「The Monolith」を敢行。先鋭的なLED演出と即興的なセットで、観客を熱狂させてきた。
授賞式では、アリール・フリーの司会のもと、アーミン・ヴァン・ブーレン（Outstanding Contribution & Trance部門No.1）、マイケル・ビビ（Highest New Entry）、サラ・ランドリー（Hard部門No.1）、ジャジー（Future Star）、ディミトリ・ヴェガス＆ライク・マイク（DJグループ部門No.1）、シャーロット・ド・ウィット（Techno部門No.1）、フィッシャー（House部門No.1）、ソロモン（Highest Climber）らも表彰された。
南アフリカ・ランガ地区の非営利団体「Bridges for Music」へのチャリティ募金も
また、結果発表と並行して、南アフリカ・ランガ地区の非営利団体「Bridges for Music」へのチャリティ募金が行われ、13万ポンド超の資金が集まり、134名の学生が同アカデミーで学ぶための支援が確保された。
ゲッタは受賞にあたり「5度目のNo.1という栄誉に心から感謝している。新しい音楽を人々に届け、反応を見ることが人生で最も大きな喜びだ。毎日音楽をつくり続けているのは、趣味であり情熱だから」とコメントしている。
本年度のDJ Mag「Top 100 DJs」は、初めてイビサで行われ、ゲッタ自身が2時間のヘッドラインセットを披露した。アーミン・ヴァン・ビューレンやボリス・ブレイチャ、ミス・モニーク、インディラ・パガノット、ジャジーらも出演し、世界的なダンスミュージックの最前線を体現する一夜となった。
「Top 100 DJs 2025」主な受賞者
- The World’s No.1 DJ：David Guetta
- Outstanding Contribution & No.1 Trance DJ：Armin van Buuren
- Highest New Entry：Michael Bibi
- The World’s No.1 Hard DJ：Sara Landry
- Future Star：Jazzy
- The World’s No.1 DJ Group：Dimitri Vegas & Like Mike
- The World’s No.1 Techno DJ：Charlotte de Witte
- The World’s No.1 House DJ：FISHER
- Highest Climber：Solomun
