世界最大級のAI映画祭が京都に初上陸 ── 「WORLD A.I. FILM FESTIVAL KYOTO 2026」開催決定

AIと映画が交差する新時代の国際映画祭「WORLD A.I. FILM FESTIVAL KYOTO 2026(WAIFF Kyoto)」が、2026年3月12日・13日の2日間、ロームシアター京都 サウスホールにて初開催される。

本映画祭は、フランス・カンヌで行われる世界初のAI映画専門国際映画祭「WORLD A.I. FILM FESTIVAL 2026(WAIFF Cannes)」のプログラム「Road to Cannes」の一環として開催され、日本で選ばれた受賞作品は2026年4月にカンヌ本大会へ公式出品される。

WAIFFは元Apple COOのマルコ・ランディによって創設され、映画と人工知能の交差点を探求する国際映画祭である。2025年4月にフランス・ニースで初開催され、53カ国から1,500本以上のAI映画が集まり、2,000名以上の来場者を記録。PathéやBanijayといった世界的コンテンツ企業も参画し、AI映画の国際的スタンダード確立を推進する拠点となった。

WAIFFが重視するのは「AIをどのように物語へ統合するか」という点である。応募作品には3種類以上の生成AIツールの使用(うち1つは画像生成必須)が求められ、創造性への革新的な活用が評価される。初回の審査委員長は、フランスの名匠クロード・ルルーシュが務めた。

2026年は短編・長編映画に加え、SNS向け縦型マイクロシリーズ、広告映像、AIティーザー付き脚本など多彩なカテゴリーを設置。フィクションからドキュメンタリー、次世代メディアまで幅広い表現を対象に、人間とAIの協働による新しい物語を国際的に支援する。

京都開催には大きな意義がある。日本映画産業発祥の地であり、千年の都として伝統と文化を育んできた京都を舞台に、「Tradition × Innovation」をテーマにした新たな映画表現を発信する。セレクション上映に加え、国際的専門家を招いた「KYOTO PRO TALKS」、AIツールのデモンストレーション、ガラパーティーやネットワーキングも予定されている。

コンペティション応募受付は2025年10月15日に開始され、締切は2026年2月10日。ファイナリストは同年2月26日に発表され、受賞作品はカンヌ本大会「WAIFF Cannes 2026」へ進出する。受賞者は国際的な配給会社やプロデューサーとのネットワーク構築、プロジェクト開発支援の機会を得ることができる。

WORLD A.I. FILM FESTIVAL KYOTO 2026 開催概要

イベント名:WORLD A.I. FILM FESTIVAL KYOTO 2026
日程:2026年3月12日(木)~13日(金)
会場:ロームシアター京都 サウスホール(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
主催:WAIFF JAPAN 実行委員会
公式サイトworldaifilmfestival.jp

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