ハイブリッド・レジャーランド、新作ALを11月7日にリリース ── 言葉を花に変えるアンビエントの祈り

日常の会話や笑い合う時間を花に変換するイメージ

東京を拠点に活動するアーティスト、ハイブリッド・レジャーランド(Hidetoshi Koizumi)が、新作アルバム『Flower Bullet』を11月7日に〈Sonar Library Records〉よりリリースする。本作はデジタルとヴァイナルの2形態で発表され、アンビエントとエレクトロニックを基盤にした全11曲(ヴァイナル版は10曲)を収録している。

タイトルの「Flower Bullet」は、言葉の持つ二面性をテーマとしている。言葉は人と人をつなぐ手段である一方、意図せず人を傷つけることもある。その姿は戦争における弾丸のように暴力的であり、心の痛みを生む。しかし同時に、問題を解決する唯一の方法もまた「対話」である。小泉は「もし弾丸が花に変わるとしたら、どんなに素晴らしいだろう」との思いを込め、日常の会話や笑い合う時間を花に変換するイメージで本作を制作した。

アンビエント/エレクトロニックの新たな到達点

収録曲は、アンビエントの繊細さと電子音の深遠なテクスチャーが織りなす構成となっている。「Neutral」「Witch Of The Plains」「Hope Of Days」といった楽曲から、「8mm (Mix)」「North Quay (Hidetoshi Koizumi Mix)」「Devil’s Proof (Mix)」などリワークを含むトラックまで、柔らかくも緊張感を秘めたサウンドスケープが展開される。特に「Crying Tomorrow」では、未来に向けた儚い感情をアンビエントの揺らぎで描き出している。

Hybrid Leisurelandの新作『Flower Bullet』は、言葉の暴力性を超え、花のように人と人とをつなぐための音楽として提示されている。静けさと深い瞑想的空間を兼ね備えた作品であり、アンビエント/エレクトロニックの新たな到達点として注目に値する一枚であると言える。

リリース情報

  • アーティスト:Hybrid Leisureland
  • タイトル:『Flower Bullet』
  • レーベル:Sonar Library Records
  • フォーマット:デジタル/ヴァイナル
  • リリース日:2025年11月7日
  • ジャンル:Ambient / Electronic
  • 配信:Tunecore, Clone
  • Bandcamp:https://sonarlibraryrecrods.bandcamp.com/

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