Portugal. The Man、新作アルバム『SHISH』から先行シングル「Tanana / Mush」を公開──社会正義をサポートするバンドの最新モード

グラミー受賞歴を持つオルタナティヴ・ロックバンド、Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン)がニュー・アルバム『SHISH』を11月7日(金)にリリースする。アルバム発表に先駆け、先行シングル「Tanana / Mush」が公開された。

バンドは極寒の地アラスカで結成され、現在は米ポートランドを拠点に活動。音楽活動と並行して社会正義を実現するための様々な活動をサポートし続けている。9月初旬に発表された「Denali」に続くこのシングルは、アルバムに込められたテーマを象徴する楽曲となっている。

フロントマン、ジョン・ガーリーの言葉

新曲「Tanana」、そして新作『SHISH』について、ジョン・ガーリーは次のように語っている。

「アルバム全体に通じるテーマは、人生を築き、人を支え、土地を手に入れ、長く続く何かを育てること。あきらめず、もっと望み、そのために闘え、というシンプルなメッセージだ。先行シングル“Tanana”は、世代を超えた悲しみを歌い、不安定な世界の中で儚い意味を探し求めているんだ。」

アルバム『SHISH』が描く挑戦と進化

Portugal. The Manは、これまでも意表を突く作品を通じて独自のポップ・センスとオルタナティヴな表現を交差させてきた。今夏リリースされたサプライズEP『uLu Selects Vol. 2』では容赦なくむき出しの感情を刻み込んだが、今回の新作『SHISH』ではさらに一歩踏み込み、不安や脆さに正面から挑む全10曲を収録。高揚感と実験性を兼ね備えた作品となっている。

ツアー情報

新作を携えた「デナリ・ヘッドラインツアー」も発表されている。ツアーは 11月6日(木)ポートランド公演 を皮切りに、シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、トロント、ボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C.を経由し、12月のオースティン公演まで続く。その後、2026年初頭にはヨーロッパ/UKツアーも予定されている。
(詳細日程:https://portugaltheman.com/tour/)

Portugal. The Manという存在

2006年にデビューし、現在までに9枚のスタジオ・アルバムを発表。グラミー賞を含む数々の音楽賞を受賞し、1600回以上のヘッドライン公演を実施してきた。フェスティヴァルの常連としても高く評価され、2017年のアルバム『WOODSTOCK』は米RIAA認定プラチナ・アルバムに。そこから生まれたシングル「Feel It Still」はグラミー賞最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンスを獲得し、全米オルタナティヴ・ラジオチャートで20週以上1位をキープ、7xプラチナを達成した。

2023年にはJeff Bhaskerをプロデューサーに迎え、9作目『CHRIS BLACK CHANGED MY LIFE』を発表。大切な友人を失った衝撃から生まれたこの作品も大きな注目を集めた。バンドは音楽活動の枠を超え、社会的な課題に向き合い続ける存在でもある。

リリース情報

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The Orchard Japanについて

The Orchard Japanは、音楽配信とアーティスト&レーベルサービスにおけるテクノロジーを駆使したディストリビューター。ニューヨークに本社を構え、世界45以上の市場でアーティストがグローバルに活躍できるよう多角的なサポートを行っている。

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