
ブルックリンを拠点に活動するサウンドアーティスト、BlankFor.msの初来日ツアーが決定した。Matthewdavidが主宰するLAの名門レーベル〈Leaving Records〉から最新アルバム『After The Town Was Swept Away』をリリースしたばかりのタイミングでの開催となる。
BlankFor.msは、インスタグラムにおける「30秒の交響曲(30 second symphonies)」と題したテープループ作品の投稿で注目を集め、現在は10万人近いフォロワーを抱える気鋭アーティストである。劣化したテープやアナログシンセ、スピネット・ピアノなどを用いた音響は、デジタルとアナログを交錯させた独自の世界観を構築し、アンビエント/実験音楽シーンで高い評価を得ている。
これまでにラスベガス拠点のアンビエント・レーベル〈Mystery Circles〉から『In Part』を発表、さらにECMの名プロデューサー、サン・チョンによる〈Red Hook Records〉から、ジャズ・ピアニストのジェイソン・モランやドラマーのマーカス・ギルモアと共に制作した『Refract』をリリース。映画やゲーム音楽への提供、ザ・シネマティック・オーケストラやパラ・ワンらのリミックス、Spitfire Audioとのソフトウェア音源開発など、その活動は多岐にわたる。
今回のJapan Tour 2025は、兵庫と東京の3公演が予定されている。東京・下北沢SPREADでは最新作のリリース・パーティーとして開催され、サポートにvq、DJとしてCOMPUMAを迎える豪華布陣となる。


BlankFor.ms Japan Tour 2025 日程
- 10月25日(土)兵庫・加西 Tobira Records
出演:BlankFor.ms / Lullatone / Tatsuro Murakami / Nekomachi - 10月26日(日)兵庫・神戸 space eauuu
出演:BlankFor.ms / Lullatone / Tatsuro Murakami / Molder
Visual:Keiji Matsuoka - 10月28日(火)東京・下北沢 SPREAD
“After The Town Was Swept Away” Release Party
出演:BlankFor.ms / vq
DJ:COMPUMA
Leaving Recordsからの最新作を引っさげ、テープループの叙情的な音響世界を日本に届けるBlankFor.ms。その初来日公演は、アンビエント/エクスペリメンタルの新たな地平を体験できる貴重な機会となるであろう。