才東ヒャッカ個展「2次元からの思念波」 ── 表参道tHE GALLERY OMOTESANDOで開催

新進気鋭の画家・才東ヒャッカによる個展「2次元からの思念波」が、2025年9月18日(木)よりtHE GALLERY OMOTESANDOにて開催される。本展は、アートディレクターであり写真家の米原康正がキュレーションを務めるものである。

才東は2001年広島生まれ。比治山大学短期大学部洋画コースを経て、専攻科および研究生課程を修了。オタク的感性をベースに、少女像を通じて言語化不能な思いや内面の衝動を表現する作家である。彼女の言葉を借りれば、「少女たちはキャンバスの向こう側から思念波を放ち、我々に受け止められることを望んでいる」という。

キュレーションを担当する米原は、才東の作品について「前後・内外・過去現在が同居し、無意識のうちにキュビズム的な気配を帯びる」と評する。裂かれた顔の断片は鑑賞者の記憶に触れ、冷たさと優しさ、無垢と残酷さといった相反する感情を呼び起こすという。その画面には微かな“呪い”が宿り、観る者の心に染み込み続ける、と語っている。

会期は10月5日(日)まで。初日には18時から20時までオープニングレセプションも開催される。少女たちの視線から放たれる“思念波”を、会場でぜひ体感してほしい。

【開催概要】
才東ヒャッカ 個展「2次元からの思念波」
会場:tHE GALLERY OMOTESANDO(東京都渋谷区神宮前5-16-13 SIX HARAJUKU TERRACE S棟2F)
会期:2025年9月18日(木)~10月5日(日)
休廊日:月・火曜日
時間:12:00~19:00
オープニングレセプション:9月18日(木)18:00~20:00

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