
京都・梅小路に、日本初となる廃線高架上の列車型エンタメレストラン「FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE」が誕生する。2025年9月20日のグランドオープンに先立つプレオープンでは5,000人以上を動員し大きな話題を呼んだが、このたび全車両が揃い、いよいよその全貌が公開される。
サンダーバードをアップサイクルした没入型空間「FUTURE BIRD」
目玉となるのは、廃車となった特急サンダーバード(681系)を再生した1号車「FUTURE BIRD」。車内は「未来行きの列車の機関室」をテーマに、アート・映像・光・音を融合させた没入型空間へと生まれ変わった。日本のKawaii文化を牽引する増田セバスチャンと、IMAGICA EEXのコラボレーションにより実現したもので、訪れる人を非日常の物語世界へと誘う。

体験と食事が融合する「FUTURE IMAGINATIONコース」
グランドオープンに合わせて、「FUTURE BIRD」での乗車体験とコース料理を組み合わせた新プラン「FUTURE IMAGINATION コース」がスタートする(完全予約制)。20分の体験コンテンツの後に全7品のコース料理を楽しむ内容で、料金は11,000円(税込/10月末までは10%オフ)。“乗る”“感じる”“味わう”をひとつながりにした、ここでしか味わえない体験である。

キャラクターが案内する“未来行き”の旅
館内ではオリジナルキャラクターが旅をナビゲートする。先頭車両の車掌を務める「バーディ・バディ」、そして“時空アテンダント”として全体を通して登場する「ピンクバード」。物語性を帯びた演出が、列車の旅をより深い没入体験へと導く。

地域をつなぐカルチャースポットへ
「FUTURE TRAIN」は、梅小路エリアの地域活性化を目的に、JR西日本や京都市を含む11社の連携協定に基づいて誕生したプロジェクトである。廃車車両に新しい命を吹き込み、食・アート・体験を融合させた場は、京都の新たな観光・カルチャー拠点となることが期待されている。
9月18日には大沢伸一(MONDO GROSSO)を迎えたオープニングパーティも予定されており、鉄道・アート・音楽が交差する新たなシーンが幕を開ける。

FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE 店舗情報
FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE
- 所在地:京都府京都市下京区観喜寺町3-7 梅小路ハイライン(梅小路京都西駅直結)
- 席数:全88席
- 入場料:大人700円、中学生未満300円(未就学児無料)
- 営業時間:平日11:00〜16:00/17:00〜23:00、土日祝11:00〜23:00
- 公式サイト:https://www.futuretrain.jp/
- Instagram:@futuretrain.kyoto
鉄道の記憶と未来への想像力をつなぐ「FUTURE TRAIN」。廃車サンダーバードが新たな旅へと走り出すこの空間は、食とアート、そして体験の交差点として、京都のカルチャーシーンを鮮やかに彩るであろう。
