
英国を代表するメンズラグジュアリーブランド、ダンヒルが、ウェス・アンダーソン監督の最新作『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』のために、特別仕様の喫煙パイプを製作した。
本作は、欺きと莫大な遺産をめぐる奇想天外なコメディで、主演のベニチオ・デル・トロ演じる大富豪ザ・ザ・コルダと、その娘リースル(ミア・スレアプレトン)が、実業家やテロリスト、暗殺者らを巻き込む追跡劇に翻弄されながら世界を股にかけた冒険を繰り広げる。劇中で父から娘へ贈られる象徴的なアイテムが、今回ダンヒルが手がけた特注パイプである。

このパイプは、19世紀にアメリカで流行したコーンコブパイプをモチーフに、現代的に再解釈。小ぶりなフォルムに仕上げられ、ボウル部分には18金フレームの上に職人の手でカットされた色鮮やかな石が一粒ずつあしらわれ、贅沢かつ繊細にコーンカーネルの質感を表現している。ダンヒルの「ホワイトスポット」部門のパイプ職人と、ジュエリー装飾職人のコラボレーションによる、伝統技術とハイジュエリーの融合で生まれた逸品である。
創業者アルフレッド・ダンヒルが20世紀初頭に始めた「ホワイトスポット」のパイプ製造は、今日まで受け継がれる同ブランドの象徴的クラフツマンシップのひとつである。今回の映画参加は、衣装や小道具の提供を通じて映画史に名を刻んできたダンヒルの実績に新たなページを加えるものであり、スクリーンにおけるエレガンスの象徴としての存在感をさらに強固なものとする。

『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』は、9月19日(金)より全国公開される。