世界初の生成AI映画『generAIdoscope』、アップリンク吉祥寺で公開中──9/5〜7にアフタートーク開催

映像・音声・音楽のすべてを生成AIで制作した初の劇場映画『generAIdoscope:ジェネレイドスコープ』が、8月29日よりアップリンク吉祥寺で上映されている。初日には舞台挨拶が行われ、ほぼ満席の盛況を記録。今作は安達寛高、曽根剛、山口ヒロキの3監督によるオムニバス形式で、AI映画の新たな可能性を提示する挑戦的な作品である。

9月5日(金)から7日(日)にかけては、各回上映後に豪華ゲストを迎えたアフタートークが実施されることが決定した。

『グランマレビト』が描く未来社会

本作の一篇『グランマレビト』(監督:山口ヒロキ)は、未来の架空の島国を舞台に、自律進化するロボット“自錬機械”と、それに立ち向かう超能力者たちの攻防を描く。主人公は老女レビト。人間と機械の共存、進化と理想のせめぎ合いを背景に、彼女の選択が街の運命を左右する物語である。

山口監督は『メサイア』『血まみれスケバンチェーンソー』シリーズで知られ、近年はAI映画『IMPROVEMENT CYCLE』で海外映画祭からも高い評価を得ている。

アフタートークの見どころ

  • 9/5(金)18:20上映回
     登壇者:赤ペン瀧川(俳優/映画プレゼンター)、山口ヒロキ監督
     テーマ:「AI映画の現在と未来」
  • 9/6(土)18:20上映回
     登壇者:田口清隆(映画監督)、安達監督
     テーマ:「特撮と生成AI」
  • 9/7(日)20:00上映回
     登壇者:安達監督、山口監督、篠﨑真哉プロデューサー
     テーマ:「クリエイターと生成AI」

特撮やアニメ、プレゼンテーションなど各界で活躍するゲスト陣とともに、生成AI表現の可能性を深掘りする場となる。

オムニバス形式で描くAI映画

『generAIdoscope』は3人の作家によるオリジナル脚本を基に、全編を生成AIで制作したオムニバス映画。

  • 『モンキーズ・オデッセイ』(安達寛高監督)
  • 『AZUSA』(曽根剛監督)
  • 『グランマレビト』(山口ヒロキ監督)

という3作が収録されている。

上映情報

  • 会場:アップリンク吉祥寺
  • 日程:毎週金・土・日上映中
  • 上映時間:各日18:20または20:00〜(約65分+アフタートーク約40分)
  • 公式サイト:ガウマピクス公式

生成AIが切り拓く映画表現の新境地を体感できる貴重な機会である。

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