アウト・オブ/イントゥ、ウェイン・ショーターに捧ぐカヴァー「インファント・アイズ」を配信リリース

2025年8月26日

現代ジャズ最高峰の精鋭5人が集結したスーパー・グループ、アウト・オブ/イントゥ（Out of / Into）が、ジャズ界の巨匠ウェイン・ショーターに捧げるカヴァー曲「インファント・アイズ」をショーターの誕生日である8月25日に配信リリースした。

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ブルーノート85周年から生まれたスーパー・グループ

アウト・オブ/イントゥは、ブルーノート・レコードの85周年を記念して2024年初頭に結成。メンバーは、アルトサックスのイマニュエル・ウィルキンス、ヴィブラフォン／マリンバのジョエル・ロス、ピアノのジェラルド・クレイトン、ベースのマット・ブリューワー、ドラムのケンドリック・スコットという豪華布陣である。

結成直後から約2か月にわたり40公演を超えるツアーを敢行し、各地で大きな反響を呼んだ。ツアーの熱気をそのままスタジオに持ち込み、昨年12月にアルバム『モーション I』をリリース。メンバー書き下ろしの楽曲で構成され、常に最前線を走り続けてきたブルーノートの精神を体現した作品として高い評価を得ている。

ショーターの名曲を現代ジャズのサウンドで再解釈

今回リリースされた「インファント・アイズ」は、『モーション I』日本盤にのみ収録されていたボーナス・トラックである。オリジナルに忠実でストレートな解釈を貫きながらも、5人の洗練された演奏によってメロディの美しさがいっそう際立つ仕上がりとなっている。

ジョエル・ロスは「ブルーノートの遺産を受け継ぐには、自分たちに正直であることが大切」と語り、ケンドリック・スコットも「アウト・オブ/イントゥという名前自体が、ブルーノートの歴史と僕らの進化を反映している」とコメントしている。メンバーの長い共演歴と相互の信頼関係が、演奏の深みを支えていることは間違いない。