
1980年代から独自の世界観で活動を続け、近年では海外での再評価も高まるエレクトロニック・デュオ dip in the pool が、バンド編成で挑む日中ツアー「Calling」をスタートさせる。
ツアー概要と公演情報
今回のツアーでは、ボーカルの 甲田益也子、キーボードの 木村達司 に加え、サポートメンバーとして 橋本一子(ピアノ)、窪田晴男(ギター)、ダニエル・バエデール(ドラムス) が参加。これまでのミニマルで繊細な音像に、バンドならではの厚みと躍動感が加わり、dip in the poolの音楽が新たな表情を見せることとなる。
- 遠軽公演
「Miyako Koda presents dip in the pool + Vela live in ENGARU」
2025年8月22日(金)@ 遠軽町芸術文化交流プラザ 大ホール
料金:前売 2,500円 / 当日 3,000円 - 上海公演
「Antigen Special Pres: dip in the pool + vela」
2025年9月13日(土)@ BANDAI NAMCO Shanghai base Dream Hall - 東京公演
「dip in the pool 2025 tour Calling in Tokyo」
2025年11月14日(金)@ BLUE NOTE PLACE
1st:OPEN 17:00 / START 18:00
2nd:OPEN 19:45 / START 20:45
料金:6,000円(税込)

dip in the poolの歩みと再評価
dip in the poolは1983年、作曲・編曲を担う 木村達司 と作詞を担当する 甲田益也子 によって結成。1986年に英国の名門〈Rough Trade〉からデビューを果たし、これまでに10枚のアルバムと多数のシングルをリリースしてきた。
2016年には、アムステルダムのレーベル〈Music From Memory〉が1989年発表の「On Retinae」を12インチで再発。ヨーロッパを中心に大きな注目を集め、以降は海外フェスへの出演やコラボレーション作品のリリースが続き、グローバルな再評価が進んでいる。現在もロンドン在住の新鋭エレクトロニック・アーティストとのコラボレーションを進行中であり、その動向から目が離せない。
“唯一無二”を更新するバンド編成
80年代から現代へと続くエレクトロニック・ポップの先駆者であるdip in the poolが、バンド編成で新たに鳴らす「Calling」。白馬の大地から上海、そして東京へと巡る今回のツアーは、彼らの音楽を改めて体験する絶好の機会となるであろう。