フランスの新鋭Køzløv、歌舞伎町に降臨 ── ハードテクノ・パーティー「LOCKER ROOM」初開催

東京・歌舞伎町のナイトカルチャーに新たな熱狂が生まれる。世界のクラブシーンを席巻するフランスの新鋭テクノDJ Køzløvが、9月12日(金)ZEROTOKYOにて開催されるハードテクノ・パーティー「LOCKER ROOM」に出演する。

「Tchernobyl」「Settlement of Disputes」「She Wants You To Go Harder」などの楽曲で知られるKøzløvは、インダストリアル・テクノを象徴する存在として数百万回再生を誇り、Sacred Court Records、ARTS、NineTimesNine、HATE、Groundedといった主要レーベルからも高い評価を受けてきた。ベルリンやバルセロナなど欧州の主要クラブを熱狂させてきた彼のステージが、ついに東京で実現する。

Køzløv ── ハードテクノの“現場感”を体現する新鋭

ハードテクノというジャンルが再び脚光を浴びている。BPMを極端に引き上げたトラックは単なるスピード競争に陥るリスクを孕みつつも、ここ数年は世界的にその熱量を取り戻している。その渦中にいるのが、フランス出身のDJ/プロデューサー Køzløv である。

彼の代表曲「Tchernobyl」は、インダストリアルな重さとシネマティックな緊張感を併せ持ち、リリース当時からアンダーグラウンド・フロアの定番となった。続く「Settlement of Disputes」ではさらに攻撃的なキックと不穏なシンセを前面に押し出し、ストイックなハードテクノの美学を打ち出した。そして「She Wants You To Go Harder」ではそのタイトル通り、シーンの欲望を代弁するような直球のパワーを放っている。これらはいずれも数百万回規模で再生され、彼の存在を一気にシーンの表舞台へ押し上げた。

Køzløvの面白さは、ただ“速くて硬い”だけではない点にある。リリースの多くはSacred Court RecordsやARTS、NineTimesNineといった、現行ハードテクノの要所となるレーベルから発表されており、音の粒立ちや展開には現代的な洗練がある。ミニマルやインダストリアルを経由してきた世代だからこそ、ノイズや金属的な響きを単なる暴力性ではなく“質感”として取り込んでいるのだ。

シーン全体で見れば、Køzløvは「アフターアワーズの主役」ではなく「ピークタイムを塗り替える存在」として語られることが多い。つまり彼の音は地下から地上へ、ニッチからフェスティバルへとスムーズに移行できる稀有なタイプであり、そのバランス感覚こそが評価の理由だろう。ベルリンやバルセロナのクラブから、世界各地の大型フェスまで出演が相次ぐのも頷ける。

今やハードテクノはTikTokやReelsといったSNSでもバイラル化し、若い世代の“狂騒のサウンドトラック”になりつつある。そうした文脈でKøzløvは、現場の熱量とデジタルな拡散力の両方を持ったアーティストである。クラブに足を運んだ人間だけでなく、SNS越しに彼の音を浴びたリスナーもまた、その“存在証明”を共有しているのだ。

東京・歌舞伎町で開催される「LOCKER ROOM」でのプレイは、そんなKøzløvの現在地を体感する絶好の機会である。彼のビートが日本の夜をどう染めるのか、期待は高まるばかりだ。

イベント詳細

  • 日程:2025年9月12日(金)
  • 会場:ZEROTOKYO(東京・歌舞伎町)
  • 時間:OPEN 23:00
  • 料金:DOOR 3,500円 / FASTPASS 3,000円 / U-23 2,500円
    🎟 チケット購入はこちら

メインフロア〈Z HALL〉ではKøzløvを筆頭に、DALJAE、KLYDE (MELLOW)、YOXIKI、KAITO B2B BLACKら国内勢が出演。VJはUTAROが担当する。さらに、〈RING〉〈ENTER〉といったサブフロアでは、ベース、ハードグルーヴ、UKミュージックまで幅広いアクトが揃い、ジャンル横断的な熱量を生み出す。


東京の夜に新たな衝撃をもたらす「LOCKER ROOM」。ハードテクノの未来を体感するにふさわしい一夜が、歌舞伎町で幕を開ける。

🔗 イベント詳細ページ(ZEROTOKYO公式)

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