
世界的DJバトルの頂点「Technics DMC World DJ Championship」が、2025年10月10日〜12日にかけて東京で開催される。1985年の創設以来初となるアジアでのワールドファイナルであり、40周年という節目の年にふさわしい歴史的イベントとなる。
本大会は、エートラック、ミックスマスター・マイク、クレイズ、キャッシュ・マネー、DJフライ、スクラッチ・パーヴァーツ、キューバート、DJ Kentaroら、数々の世界的DJのキャリアを押し上げてきた伝説的コンペティションである。今回も世界各地の予選を勝ち抜いたチャンピオンたちが集結し、「Classic」「Supremacy」「Scratch」「Open」の4部門で頂点を競う。






世界を変えたDJバトルの歴史とレジェンドたち
DMCは1985年、トニー・プリンスによってロンドンでスタート。75か国以上から選手が集まり、ジェームス・ブラウン、パブリック・エネミー、Run DMC、ジャネット・ジャクソンら著名アーティストも訪れる文化的現象へと成長した。
過去には、A-Trakが史上最年少(15歳)で世界王者となり、日本のDJ Renaは12歳でタイトルを獲得。DJクレイズは1998〜2000年にかけて前人未踏の3連覇を達成し、近年ではニュージーランドのDJケイスウィズ」が南半球初の王者として連覇を果たしている。
































東京大会のスケジュール
- 10月10日(金)@Studio Freedom(渋谷)
オープニングパーティー(Monkey Shoulder主催)
世界30か国の代表DJが集い、決戦に向けた前夜祭を開催。 - 10月11日(土)@O-East(渋谷)
「Classic」「Scratch」「Supremacy」部門のファイナルを実施。 - 10月12日(日)@Harlem(渋谷)
「Open」部門の決勝戦(AlphaThetaプレゼンツ)を開催。
Classicは6分間のルーティンで魅せる王道部門、Scratchは16小節ごとの技比べ、Supremacyは1対1の直接対決、Openは機材やスタイルを問わず創造性を競う新カテゴリーである。
DJカルチャーの核心を祝う節目
会期中には「Hall of Fame Awards」も実施され、シーンやカルチャーに貢献した人物(Originals)、DMC出場経験のあるDJ(Legends)、シーンを超えて影響を与えた人物(Icons)が表彰される。
2025年はパートナーのTechnicsが創業60周年を迎える年でもあり、「ターンテーブル発祥の地」東京でのダブル・アニバーサリー開催となる。Technics Globalの正井大輔は次のように語る。
「DMC40 Tokyoは特別な意味を持つ大会です。40周年と60周年、それぞれの歴史を祝うこの瞬間を、史上最高の世界大会にしたいと考えています。」
世界のトップスクラッチDJが渋谷に集い、ターンテーブルの限界を押し広げる3日間。ラインナップやスペシャルライブの追加発表にも注目だ。
【公式サイト】https://www.dmcdjchamps.com