
メキシコ・トゥルムの密林にて、古代マヤの遺産と最先端の音楽体験を融合させるフェスティバル「Day Zero Tulum」が、2026年1月10日に開催される。今年も主催者であるダミアン・ラザラスのキュレーションによるフルラインナップが公開された。
出演者には、アシッド・パウリ、シンシー、ダミアン・ラザラス、インド・ウェアハウス、ジェイミー、ジョナサン・カスパー、ル・プレジダン (Live)、リリヤ・マンドレ、ルチ、ラム、マリア・ノチェディア、マウP、マズ、メンタル (ドラミアン&レボレド)、メトリカ (Live)、ニコラ・クルーズ、オムリ.、ペレル、ピューマ、リゴ・ポーラー (Live)、セス・トロクスラー、シダールタ・シリセオ・プロジェクト(Live)、シルヴィ・ロト、スーパーピッチャー、トラウマー、ヴィンテージ・カルチャー、ゾンビ・アフェア(Live)、そしてスペシャルゲストが名を連ねる。

森と儀式と最先端の交差点
Day Zeroは、密林の大地とマヤ文化のスピリチュアルな力を取り込み、光の柱や巨大アートインスタレーション、現地マヤの儀式などを融合させた空間演出が特徴である。過去と未来が交差するこの夜は、単なる音楽フェスを超え、サウンドと儀式、祝祭が渾然一体となる“通過儀礼”の場となる。
ラザラスは日没から夜明けまで、アンダーグラウンド最前線のDJやライブアクトをラインナップ。マウPやヴィンテージ・カルチャー、セス・トロクスラー、トラウマーといった世界的アーティストに加え、アシッド・パウリ、マズ、シルヴィー・ロト、ペレルなどジャンルを超えた実力派が集結する。
メキシコ・アーティストの舞台「El Teatro」
メキシコのアーティスト専用ステージ「El Teatro」では、メトリカ (Live)、ゾンビ・アフェア (Live)、シダールタ・シリセオ・プロジェクト(Live)、ル・プレジダン (Live)らが出演。メンタル、マリア・ノチェディア、ピューマらも加わり、国内シーンの先鋭的なサウンドを世界へ発信する。

サステナビリティと地域との共生
Day Zeroは、現地コミュニティやマヤの精神的リーダーとの協働を重視し、環境保全にも積極的である。現地のプラスチック廃棄物を燃料化するメキシコ企業Petgasとの提携、メキシコとコロンビアのサンゴ礁保護活動「SOS MARES」支援、地域の子どもたちへの音楽教育提供、海岸清掃や植林活動など、幅広い取り組みを展開している。

ブラジルへの拡張
2026年は、Day Zeroがブラジル・サンミゲル・ドス・ミラグレスにも進出。1月3日に初開催され、アラゴアス州のジャングルと海岸を舞台に、先住民族文化とローカルアート、そして世界水準の音楽を融合させる予定である。
チケット一般発売は現地時間8月19日(火)11時から事前登録者向け、同日15時から一般販売が開始される。詳細は公式サイトを参照。