古民家に広がる、猫とアートと癒しの世界 ── Maya Nogamiによる「あべの 猫ごよみ展」第2弾、開催決定

大阪・阿倍野の趣ある古民家にて、猫好きの心をくすぐるアートイベント「あべの 猫ごよみ展」の第2弾が開催される。会期は2025年8月8日(金)から31日(日)まで。舞台となるのは、NPO法人CATS WELCAREが運営する保護猫施設「ホーリーハウス」である。

本展は、猫をモチーフにした作家の個展を月替わりで開催し、その来場や作品の売上が保護猫支援につながるチャリティ企画である。前回に続き、第2回も注目度の高い作家を迎えての開催となる。

今回フィーチャーされるのは、タレントとしても活躍するアーティスト、Maya Nogami(野上マヤ)。カラフルで明るい作風が特徴で、父にラテン歌手を持つ環境から影響を受けたという彼女の作品には、音楽のリズムや異文化の彩りが豊かに反映されている。関西を拠点に百貨店やギャラリーでの個展活動を展開しており、その人気と実力は折り紙付きである。

今回の展覧会もまた、“猫、アート、癒し、美食”のすべてを兼ね備えた空間で体験できるのが特徴である。展示・販売が行われるのは、「ホーリーハウス」1階の自然派カフェ「夏目」。和庭園を望む落ち着いた空間で、作品鑑賞とともに、体に優しいランチや和菓子の名店「しづく」の甘味も楽しむことができる。

2階には保護猫とふれあえる「CATS WELCAREあべの店」が併設されており、猫と遊んだり、眺めたり、おやつをあげたりと、思い思いのスタイルで癒しの時間を過ごすことが可能である。なお、8月8日〜10日の3日間は譲渡会開催のため、猫ルームは休止となる点に注意が必要だ。

このチャリティ展の意義は明確である。来場し、食事を楽しみ、アート作品を手に取る──その一つひとつの行動が、保護猫の生活を支える資金となり、里親との出会いの場づくりに繋がっていく。

主催するNPO法人CATS WELCAREは、2019年に大阪市内で発足し、2023年には法人化。多頭飼育崩壊、高齢者の入院、野良猫の保護など、多様なケースに対応しながら、これまで300匹以上の猫を新たな家庭へと送り出してきた。保護依頼の増加とともに、保護猫がもっと身近な存在として受け入れられる社会を目指し、「ホーリーハウス」はその新たな拠点として2025年春にオープンした。

「いつ来てくれてもええねんで。」という言葉に込められた通り、どんな人でもふらっと立ち寄れる場所として開かれているのがこのイベントの魅力である。

レシートロゴ

開催概要

イベント名| あべの 猫ごよみ展 — Maya Nogami作品展
日程| 2025年8月8日(金) 〜 8月31日(日) ※月曜定休
時間| 11:00〜18:00
会場| ホーリーハウス(大阪市阿倍野区三明町1丁目8-26)
アクセス| 河堀口駅 徒歩4分/天王寺駅 徒歩14分/美章園駅 徒歩8分
入場料| 無料(ワンドリンク制)・予約不要
主催| NPO法人CATS WELCARE
公式Instagram| @catswelcare_

※作家在廊日などの最新情報はSNSにて随時発信予定。
※8月8日(金)〜10日(日)は譲渡会開催につき、2階猫ルームは利用不可。


アートにふれ、癒され、そして保護猫支援にもつながるこの期間限定イベント。夏のひととき、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

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