
“香りで記憶に残すアート体験”。2025年夏、名古屋・金山で開催される「動き出す妖怪展 NAGOYA ~Imagination of Japan~」が、香りを軸にさらなる没入演出へと踏み込む。コラボレーションするのは、日本の伝統工芸と香りを融合させた香水ブランド「破天荒」と、日本国内製造にこだわる「PERFUMERS with scent.」。デジタルとアナログ、日本の妖怪美術と現代の香り文化が交錯する、新たな五感体験が始まる。


この展覧会は、江戸〜明治の絵師による妖怪画をベースに、デジタルアートと立体造形で構成されたイマーシブ型アートミュージアム。会場は金山南ビル美術館棟(旧・名古屋ボストン美術館)で、2025年7月19日(土)から9月23日(火・祝)まで、9:30〜20:00(最終入場19:30)で開催される。会期中は休館日なし。
香りで空間を拡張する2つの展示


妖怪大乱舞 × 「破天荒 おどろおどろの香り」
浮世絵師・歌川国芳が描いた「相馬の古内裏」に着想を得て生まれた香り「おどろおどろ」。冷たい夜気と妖怪の神秘を感じさせる、スモーキーで湿度を含んだノートが、展示空間を一気に異界へと引き込む。展示では妖怪たちが映像で舞い踊る“乱舞”空間を、香りがさらに情緒深く補完する。
- 製品名|「破天荒」オードパルファム/おどろおどろ
- 種類|全5種(いずれも約5〜6時間の持続性)
- 容量|各50mL
- 価格|各13,200円(税込)
- 取り扱い|展覧会会場、全国のセレクトショップ、ミュージアムショップなど
妖怪藤回廊 × 「PERFUMERS 藤の香り」


柔らかく風に揺れる藤の花の香りが回廊全体を包み込む幻想的な展示。“PERFUMERS with scent.”によるこの香りは、時間の流れとともに微かに変化し、鑑賞者の記憶に触れる。調香・製造・パッケージングまでをすべて日本国内で行い、調香そのものを一つの芸術として捉える哲学が貫かれている。
- 製品ラインナップ:
・90daysディフューザー|3,740円(税込)
・ロールオンパフューム|2,090円(税込)
・ギフトボックス|3,630円(税込) - 取り扱い|展覧会会場、inimu浅草店、inimu WebShopほか
どちらの香りも展示演出として使用されるだけでなく、会場内ショップで購入可能。つまり、妖怪との“出会い”を香りという記憶のメディアにして持ち帰ることができるというわけだ。
イベント概要

展覧会名:動き出す妖怪展 NAGOYA ~Imagination of Japan~
会期:2025年7月19日(土)〜9月23日(火・祝)
時間:9:30〜20:00(最終入場 19:30)
休館日:なし
会場:金山南ビル美術館棟(旧・名古屋ボストン美術館)
(愛知県名古屋市中区金山町1-1-1)
主催:動き出す妖怪展 NAGOYA 実行委員会(テレビ愛知・一旗・時事通信社)
共催:中日新聞社、日本経済新聞社
特別協力:西尾市岩瀬文庫、妖怪美術館(小豆島)
協力:ヤマハ、キャライノベイト
後援:愛知県、名古屋市、名古屋市教育委員会、FM AICHI、ZIP-FM
企画・制作:一旗、テレビ愛知
公式HP:https://www.yokaiimmersive.com
破天荒とは何者か?

「破天荒」は、香りを通して日本の伝統と現代を接続するコンセプトブランド。木曾檜に加賀友禅の技法を施したキャップなど、世界初のアプローチを次々に打ち出す。固定観念を超えて挑み続ける職人たちとともに、異なる業種の技術や文化を交差させながら、新たな価値を創造している。型に縛られず“破って、天を開く”という名前のとおり、日本の香りづくりを更新し続けているブランドだ。
PERFUMERS with scent.とは?

“香る芸術”という哲学のもと、日本国内で一貫して調香・製造・パッケージングを行うフレグランスブランド。「香りは記憶と感情を揺さぶる」との考えから、単なる日常使いの香水を超えた“体験”としての香りを提供している。PERFUMERSは“調香師たち”であり“香るもの”を意味する。アートの一環として香りを捉えるその姿勢は、ヨーロッパの文化にも通じている。
運営会社:株式会社キャライノベイト

日本の伝統・文化・地域の技を、香りとモノづくりで伝えるメーカー。
- 所在地:東京都台東区花川戸2-10-8 グレースハイム染谷1F
- 設立:2008年1月31日
- 代表取締役:清水 篤
- 事業内容:
・オリジナル雑貨・化粧品の企画・製造・販売
・OEM製造
・卸売/小売、ECサイト運営 - 公式サイト:https://kyarainnovate.jp