
アメリカの人気レーベル〈Dirtybird〉の設立20周年を祝う一環として、シカゴ拠点のエレクトロ・デュオTeknicozと、LA在住の女性MC Farrah Fawxがタッグを組んだ新曲「Never Basic」がリリースされた。
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本作「Never Basic」は、タイトル通り“凡庸さ”とは無縁の、アグレッシヴかつキャッチーなフロア・チューンである。極太ベースラインと鋭利なパーカッションがドライヴするトラックに、Farrah Fawxの挑発的なフロウが切り込む構成は、まさにスピーカーを揺るがす破壊力。Teknicozの骨太なビートメイクと、Farrahのヒップでソウルフルな存在感が絶妙に絡み合い、聴き手の注意を一瞬で奪う。
Teknicozは、2018年に〈Dirtybird〉から「The Pipe」でデビュー以降、ノイズ・クリップとの「The Shaker」(2019年)、ルーク・アンディとの「I Like It」、JYNXとの「Booty」(2021年)など、精力的なコラボレーションでアンダーグラウンドシーンに確固たる地位を築いてきた。本作のリリース後には、〈Dirtybird Campout × Northern Nights〉や〈Dirtybird CampINN〉といったイベントにも出演予定であり、現場でのパフォーマンスにも期待が高まる。
一方、Farrah Fawxはヴァージニア出身、ロサンゼルスを拠点に活動するマルチアーティスト。シンガーソングライターであり、クリエイティブ・ディレクターや起業家としての顔も持つ。グルーヴィーなハウスとヒップホップを自在に行き来する彼女は、ロッチェル・ジョーダン、Stooki Sound、RaeColaらとの共演で注目を集めており、Aluna主宰〈Noir Fever Records〉の常連としても知られる。〈Dirtybird〉への参加は今回が初となる。
Dirtybird 20周年を祝うスペシャルなリリース「Never Basic」は、現在すべてのストリーミング・プラットフォームで配信中。今後のリリースやツアー情報は、こちらのオフィシャルサイトからチェック可能である。