
イタリア発のラグジュアリーブランド、Golden Goose(ゴールデングース)が、2025年7月2日、銀座にアジア初となるフラッグシップ空間「HAUS Tokyo(ハウス トウキョウ)」をオープンさせた。本拠ヴェネツィアの「HAUS Marghera」、そして「HAUS Mexico City」に続く第3弾であり、ブランドが提唱する“Perfect Imperfection(完全な不完全さ)”を体現する創造のハブとして、世界でも唯一無二の場である。
舞台は、伝統と革新が交差する銀座。総面積430㎡超、全4フロアで構成された「HAUS Tokyo」は、単なるショップではなく、クラフトマンシップ、カルチャー、アート、コミュニティが融合した没入型プラットフォームである。



日本の美意識とクリエイティビティが織りなす空間設計
建築・インテリアには日本の伝統文化が随所に息づいている。天然素材や非対称な構成により、独自の“未完成の美”を表現。グラフィックデザイナー美山 有によるロゴファサード、KAMIRAKUMAKAによるグラフィックアート、小島陽介の伊賀焼作品、ヤマサワプレスによるデニムラグなど、日本を代表するクリエイターたちとの共創により、空間自体がアート作品のように立ち上がる。


各フロアの特色
1階は、来訪者が職人やアーティストと共にスニーカーやウェアをカスタムできる“Co-Creation”の場。ヴィンテージ感あふれるディスプレイが、ヴェネツィアからの旅路を象徴する。
2階はヴィンテージショップを思わせる空間で、一点物のレザージャケットやデニムが並ぶ。日本の職人気質が光るディテールが随所に仕込まれている。
3階は温かみのあるテーラリングとカスタマイズのフロア。木の温もりを感じるインテリアの中で、来場者は自分らしさを表現することができる。
地下1階の「Listening Room」は、静寂と音の美学をテーマにした特別な展示空間。ヴィンテージレコードの音と共に、ブランドのアーカイブや限定コレクションが並ぶ。茶室に着想を得た畳スペースも設けられ、まさに“スローラグジュアリー”の哲学が形を得ている。


日本と世界をつなぐ、次世代のカルチャープラットフォーム
「HAUS Tokyo」では今後、職人文化の再解釈をテーマにしたワークショップやイベントも継続的に開催予定。ジャンルや世代を超えた創造の交差点として、カルチャーの未来をつむいでいく拠点となるだろう。
銀座というグローバル都市に誕生した「HAUS Tokyo」は、ラグジュアリーの概念を更新する場であり、創造するすべての人へ開かれた現代の“家”である。

【施設情報】
HAUS Tokyo(ハウス トウキョウ)
所在地:東京都中央区銀座5-4-7
TEL:03-6281-4111
営業時間:11:00~20:00
取扱商品:ウェア、スニーカー、アクセサリー、バッグ、限定アイテム