ジョニー・ナッシュ、新作アルバムをリリース──Kankyo Recordsにてスペシャル・リスニング・デー開催

アンビエントとフォーク、ドリームポップを繊細に交差させる音楽家、ジョニー・ナッシュの最新作『Once Was Ours Forever』が、本日リリースされた。ジジ・マシンやヤング・マルコとのユニット、ガウシアン・カーヴのメンバーであり、レーベル〈Melody As Truth〉の主宰としても知られる才人による、通算7作目のソロ・アルバムである。

本作は、2023年に発表された『Point Of Entry』を基点に、より深く、静謐でありながらも感情のゆらぎを内包した全11曲を収録。ジョセフ・シャバソン、Shoei Ikeda(Maya Ongaku)、Tomo Katsurada(元・幾何学模様)、そしてSatomimagaeら、多彩なアーティストとのコラボレーションも聴きどころである。

ギターのフィンガーピッキング、リヴァーブの効いたヴォーカル、浮遊するサックスやチェロ──それらが重なり合うことで、本作はまるで薄暮に包まれた静かな夕景のような時間を描き出す。フォークでもアンビエントでもジャズでもないが、それらの要素をやわらかく編み込むことで生まれる、ジャンルを超えた“音の詩”である。

リリースを記念して、7月12日(土)には東京・世田谷のKankyo Recordsにてスペシャル・リスニング・デーの開催が決定。営業時間中(13:00〜18:00)、店内では『Once Was Ours Forever』が全編再生されるほか、日本盤CDに加え、レコード、カセットも販売される。音楽の深淵に浸る、静かな午後のひとときを堪能してほしい。

リリース情報

アーティスト:Jonny Nash
タイトル:Once Was Ours Forever
レーベル:PLANCHA / Melody As Truth
品番:ARTPL-237(CD)
価格:2,200円(税別)
発売日:2025年7月4日
仕様:日本独自CD化、ボーナストラック1曲収録、解説:南波一海

リスニング・イベント情報

イベント名:Jonny Nash “Once Was Ours Forever” Special Listening Day
開催日:2025年7月12日(土)
時間:13:00 – 18:00
場所:Kankyo Records
(東京都世田谷区上馬1-35-13 Royal Arc Garden #107)


本作は、ただの音楽作品ではない。日常の背後に静かに横たわる感情の余白や、記憶の揺らぎを優しくすくい取るような、ジョニー・ナッシュならではの音響詩である。夏の午後、その音に耳を澄ませに行ってみてはいかがだろうか。

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