i-dleが「私たち」を叫ぶ時──8th Mini Album『We are』で描く新章

2025年5月19日、i-dle(アイドゥル)が8枚目のミニアルバム『We are』をリリースした。

18時の配信と同時にSNSやストリーミングで大きな波を起こし、タイトル曲「Good Thing」のショート映像チャレンジは早速バズり始めている。グループ名から「(G)」を外し、“女性グループ”の枠を超えた存在として再定義されたi-dle。今回のカムバックはその姿勢をまっすぐに表現する一作になっている。

タイトル曲「Good Thing」はi-dleらしさ”全開

リード曲「Good Thing」は、レトロな楽器に8ビットサウンドが混ざった不思議な質感のポップチューン。
軽快なリズムと直球の歌詞、そしてどこか懐かしいけれど新しい音のミックス。
i-dleが見せる自信と遊び心がにじみ出た1曲に仕上がっている。

MVでは高級車を破壊したり、メンバー同士がアクションを繰り広げたりと、ドラマティックかつショッキングなシーンが続出。スタイリングも照明も構図も、すべてが視覚的に計算され尽くした映像だ。

全員作詞・作曲参加、「We」の真意が詰まった6曲

『We are』には全6曲を収録。
メンバー全員が作詞・作曲に参加しているのが最大の特徴だ。
このアルバムで強調されているのは「私たち(We)」というテーマ。単なるユニットの集合体ではなく、ひとりひとりの個性が集まり、“i-dle”という1つの意志を形作っていることを証明している。

収録曲:

  • Good Thing(タイトル曲)
  • Girlfriend:MVはすでに先行公開済み。YouTubeチャート上位にランクイン。
  • Love Tease(YUQI)
  • Chain(MINNIE)
  • Unstoppable(MIYEON)
  • If You Want(SHUHUA)

それぞれの曲に、メンバーそれぞれの色がしっかり反映されていて、i-dleの多面性が自然に立ち上がってくる。

グループ名から“(G)”を外した理由と未来

これまでの「TOMBOY」「Nxde」「Queencard」、そして「Super Lady」「Fate」「Klaxon」など、常に自分たちの道を切り開いてきたi-dle。

今回、“(G)”を外したのは、ジェンダーやジャンルといったカテゴリに縛られないグループを目指すという意思表明でもある。

『We are』というアルバムは、その最初の回答だ。

メンバー主導のクリエイティブ、自分たちの言葉、自分たちの音。
誰かに与えられるのではなく、自分たちで自分たちを定義する
その姿勢が、全編から伝わってくる。

リンクまとめ

i-dleがこのアルバムで伝えたかったのは、強さでもセクシーさでもなく、“私たち”という存在そのもの。

時代の中心に立ちながらも、自分たちの言葉で語り、歌い、表現する。
『We are』は、そんなi-dleの“これから”を予感させる作品だ。

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