

1990年代のダンスミュージックを象徴する名曲「Dreamer」で知られるJanice Robinson(ジャニス・ロビンソン)が、イタリアのDJ/プロデューサー、DJ Vivona(DJヴィヴォナ)とタッグを組み、ニューシングル「Just Hold On」を発表する。リリース元はVivonaが主宰する〈Sunclock Records〉。11月20日にTraxsourceで先行配信され、12月4日に各音楽配信プラットフォームでリリースされる。90年代を彷彿とさせるシンセサイザーのフックと力強いハウス・ビート、そしてRobinsonのソウルフルな歌声が融合。困難な時代を生き抜く人々に向けた、希望と再生のメッセージを届ける一曲だ。
90年代ハウスの高揚感を現代に ── 希望を歌う「Just Hold On」
「Just Hold On」は、クラシック・ハウスの持つ温かみと、現代的なクラブ・サウンドのエネルギーを融合させたヴォーカル・ハウス・トラックだ。
楽曲を牽引するのは、1990年代のダンスミュージックを思わせるキャッチーなシンセサイザーのフレーズと、力強く弾むビート。その上でJanice Robinsonが、人生の困難に直面しても希望を失わず、前を向き続けることの大切さを歌い上げる。
ソウルやゴスペルをルーツに持つ彼女の歌声は、単なるダンス・トラックにとどまらない感情の奥行きを与えている。温かみと力強さ、そして聴き手を鼓舞するポジティブなエネルギーは、かつて「Dreamer」で世界中のダンスフロアを魅了した彼女の魅力そのものだ。
本作には、オリジナル・ミックスに加え、よりダークでクラブ志向の「Alternative Mix」も収録。重厚なベースラインと緻密に配置されたブレイク、ビルドアップによって緊張と解放を生み出し、深夜のダンスフロアにふさわしいサウンドへと仕上げられている。
オリジナルとオルタナティブ、それぞれのラジオ・エディットを含む全4バージョンが収録される。
「Dreamer」から30年以上 ── ダンスミュージック史に刻まれたRobinsonの歌声
Janice Robinsonの名をダンスミュージック史に刻んだのが、1994年に発表されたLivin’ Joyの「Dreamer」だ。
イタリアのプロデューサー、Paolo VisnadiとGianni Visnadiとの制作から生まれた同曲は、ピアノを中心とした高揚感あふれるハウス・サウンドと、Robinsonの圧倒的なヴォーカルによって世界的なヒットを記録。1995年の再リリースでは全英シングルチャート1位を獲得し、アメリカのBillboardダンスチャートでも首位に立った。
Robinsonは同曲のオリジナル・ヴォーカルを担当しただけでなく、歌詞も自ら執筆。夢を追い続けること、自分自身を信じることをテーマにしたそのメッセージは、90年代のクラブカルチャーを象徴するアンセムとして、現在も多くのDJやリスナーに愛され続けている。
彼女のキャリアは、もちろん「Dreamer」だけにとどまらない。
ニュージャージー州で育ち、ゴスペルに親しんだRobinsonは、New Kids on the BlockやSnap!とのツアーを経験。1999年にはWarner Bros. Recordsからソロアルバム『The Color Within Me』を発表し、ロック、ソウル、ポップ、R&Bを横断する幅広い音楽性を披露した。
近年もDavid MoralesやHouse Gospel Choir、Lodatoらとのコラボレーションを展開し、Ministry of Sound Classicalにも出演。世代を超えてダンスミュージックの魅力を伝え続けている。
「Dreamer」が夢を追いかける人々への賛歌だったとすれば、今回の「Just Hold On」は、困難な状況でもその夢を手放さないためのメッセージとして聴くことができるだろう。
DefectedからNervousまで ── 現代ハウスシーンを横断するDJ Vivona
一方、今回のプロデュースを手がけたDJ Vivonaは、イタリアを拠点に活動するDJ/プロデューサーであり、レーベル〈Sunclock Records〉の創設者でもある。
1970年代のソウル、1980年代のエレクトロ、そして現代のアンダーグラウンド・ミュージックから影響を受け、ディープ・ハウス、アフロ・ハウス、テック・ハウス、エレクトロなどを自在に横断するサウンドを展開してきた。
これまでにDefected、Nervous Records、Subliminal Records、King Street Soundsといった名門レーベルから作品をリリース。Kerri Chandler、Dennis Ferrer、Barbara Tucker、Robert Owens、Ralphi Rosarioらのリミックスを手がける一方、自身の楽曲もFrankie Knuckles & Eric Kupper、Terry Hunter、Joeski、Gene Farrisらによってリミックスされている。
また、Monique Bingham、Crystal Waters、Joi Cardwell、Lisa Shawといった実力派ヴォーカリストとのコラボレーションでも知られ、ソウルフルな歌声とクラブ・サウンドを結びつけるプロダクションを得意としている。
2019年にSubliminal Recordsから発表した「Worldwide」は、Mixmagによってイビサの注目トラックのひとつに選出。近年はHï IbizaやDefectedのイベント、Amsterdam Dance Eventなどにも出演し、Carl Cox、Louie Vega、Jamie Jones、The Martinez Brothersらとステージを共にしている。
2026年にはBlack CoffeeとMonique Binghamによる「Deep In The Bottom」のオフィシャル・リミックスも手がけるなど、その活動はさらに広がりを見せている。
クラシック・ハウスの精神を未来へつなぐ、Sunclock Recordsの新作
今回の「Just Hold On」は、クラシック・ハウスの黄金期を知るJanice Robinsonと、その伝統を現代のダンスフロアへと受け継ぐDJ Vivonaという、世代とキャリアの異なる2人の感性が交差する作品だ。
Sunclock Recordsを通じてソウルフルなハウスミュージックの可能性を追求してきたVivonaにとっても、Robinsonのような象徴的なヴォーカリストとの共演は、その音楽的な方向性を鮮明に示すものと言える。
1990年代のハウスが持っていた、音楽によって人々を勇気づけ、ひとつのフロアで感情を共有するという精神。その魅力は、時代が変わっても決して色あせることはない。
「Just Hold On」というタイトルが意味するのは、「諦めずに持ちこたえて」という呼びかけだ。
かつて「Dreamer」で夢を信じることを歌ったJanice Robinsonが、30年以上の時を経て、今度はその夢を守り続けることの大切さを歌う。
懐かしさだけでは終わらない、未来へ向けたポジティブなハウス・アンセムの誕生だ。

RELEASE INFORMATION
DJ Vivona & Janice Robinson – Just Hold On
リリース日:2026年12月4日
Traxsource先行配信:2026年11月20日
レーベル:Sunclock Records
カタログ番号:SNK 424
ジャンル:House / Vocal House
TRACKLIST
- Just Hold On (Original Mix)
- Just Hold On (Alternative Mix)
- Just Hold On (Original Radio Edit)
- Just Hold On (Alternative Radio Edit)
OFFICIAL LINKS
DJ Vivona:https://www.instagram.com/djvivona_official/
Janice Robinson:https://www.instagram.com/janicelovesmusic
Sunclock Records:https://www.sunclock.it
