UKディスコ・ハウスの快進撃 ── Atari Safari × It’s Yonahが放つ新曲「Boom Tat」、Lenny FontanaのNYリミックスを携えて登場

フロア直撃のパーカッションと、歌いたくなるヴォーカル

UK北西部を拠点に活動するプロダクション・デュオ、Atari Safariが、ソウルフルな歌姫It’s Yonah(元Cleopatra)と再びタッグを組んだ。新曲「Boom Tat」は、Muscle Funkからリリースされる最新ディスコ・ハウス・チューンだ。

軽快に弾むパーカッシブなグルーヴ、ファンキーなベースフック、そしてフィルターを効かせたディスコ・ループ。タイトル通り、身体の芯を“ブン・タッ”と打ち抜くようなビートが、フロアを一瞬でダンスモードへと切り替える。そこに重なるIt’s Yonahのプレイフルなヴォーカルは、思わず口ずさみたくなるキャッチーさ。クラブのピークタイムで一体感を生み出すことを前提に設計された、即戦力の一曲だ。

NYハウスのレジェンド、Lenny Fontanaが魔法をかける

本作には、ニューヨーク・ハウスの重鎮Lenny Fontanaによるリミックスも収録。アップリフティングなブラスのスタブ、艶やかなキーボード、そして高揚感を煽るサックス・ソロが加わり、オリジナルとはまた異なるソウルフルな表情を見せる。

Larry Levanに影響を受け、80年代後半にはStudio 54でもプレイしてきたFontana。そのキャリアは数十年に及ぶが、近年もTraxsourceチャート1位を獲得するなど、現在進行形でシーンを牽引している存在だ。今回のリミックスでも、NYハウスの伝統と現代的な躍動感が鮮やかに融合している。

Lenny Fontana

Atari Safari ── シカゴからバレアリックまでを横断する感性

2021年の結成以来、急速に頭角を現してきたAtari Safari(Keef & Ben Booker)。シカゴ・ハウス、ファンク、ソウル、アシッド、さらにはバレアリックな感性までを取り込みながら、テクニカルな構築力と生々しい創造性を両立させてきた。

これまでにUnder PressureやReptile Dysfunction、Klaphouseなど多彩なレーベルから作品を発表し、CASSIMMやEDUKEらのリミックスも手がけている。It’s Yonahとのコラボレーションも継続的に行っており、近作では「Ain’t Nothing Goin’ On But the Rent」「Musicbox」「We Are Divine」など、クラブ映えする楽曲を連発している。

It’s Yonah——90年代ポップスターからソロ・アーティストへ

It’s YonahことYonah Higginsは、90年代後半にUKチャートを席巻したガールズグループCleopatraのメンバーとして知られる存在。「Cleopatra’s Theme」や「Life Ain’t Easy」などのヒットで一世を風靡した彼女は、現在ソロ・アーティストとして新たなフェーズへ。

Atari Safariとのタッグにより、ディスコ/ハウス文脈での表現を深化させ、往年のポップスターのイメージを軽やかに更新している。「Boom Tat」でも、その経験に裏打ちされた表現力と、現行クラブサウンドへの適応力が見事に結実した。

フロアに向けた、純度の高いディスコ・ハウス

「Boom Tat」は3月13日にBeatportエクスクルーシブで先行リリース、3月27日にフルリリース予定。収録は以下の2バージョン。

  1. Boom Tat(Original Mix)
  2. Boom Tat(Lenny Fontana NYC Club Mix)

ディスコの煌めきとハウスの推進力、そしてUKとNYを結ぶコネクション。そのすべてが詰まった本作は、2026年春のクラブシーンを確実に温める一枚となりそうだ。

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