
スウェーデンが誇るプロデューサー/コンポーザー、ラスマス・フェイバーが、2026年の幕開けにふさわしい2トラックEP『Too Little, Too Late』をFarplane Recordsからリリースする。リリース日は2月20日。長年にわたりメロディックでソウルフルなハウスを探求してきた彼の現在地を、端的かつ鮮やかに提示する一作だ。
ファンキーで甘美な高揚感──タイトル曲「Too Little, Too Late」
EPの表題曲「Too Little, Too Late」は、思わず身体が反応してしまうファンキーなグルーヴが主軸。軽やかに舞うメロディと、息遣いを感じさせるヴォーカル・スタブが楽曲全体を持ち上げ、フロアに心地よい浮遊感をもたらす。洗練されつつも親しみやすいこの感触は、ラスマス・フェイバーが長年培ってきた“音楽的ハウス”の真骨頂と言えるだろう。
ラテンとジャズの血脈──「My Body」に刻まれたフェイバー印
もう一曲の「My Body」では、ラスマス・フェイバーのシグネチャーとも言えるラテンの香りが全開となる。ジャジーでキャッチーなフックを軸に、ファンキーなベースラインと温もりあるパーカッシヴなビートが重なり、フロアの空気を一段引き上げる。高揚感と多幸感を同時に成立させる手腕は、まさに熟練の仕事である。
原点回帰、そして更新──Farplane Recordsで進む新章
2025年以降、ラスマス・フェイバーは自身のレーベルFarplane Recordsを拠点に、「Seem To Last」「Está Loca」「Pra Mim」「How Do You Do」といった作品を発表してきた。これらはいずれも、彼の初期衝動であるソウル、ラテン・リズム、ライヴ感覚を現代的な感性で再構築した楽曲群である。本作『Too Little, Too Late』もまた、その流れを継承しつつ、20年以上にわたるキャリアで磨かれた深みとクラフト感がしっかりと刻み込まれている。
クラブからアニメ、ゲーム音楽まで──広がり続けるキャリア
2000年代、ジャズやラテンの要素を大胆に取り入れたハウス作品で頭角を現し、DefectedやArmadaといった名門レーベルからリリースを重ねてきたラスマス・フェイバー。Axwell、deadmau5、Kaskadeらとのコラボレーションも知られる存在だ。近年はアニメやVR、ゲーム音楽の分野でも活躍し、『マクロスΔ』『メタルギア ソリッド』『Honor of Kings』などの作品に参加。「Honor of Kings」ではハリウッド・ミュージック・イン・メディア・アワードも受賞している。また、Platina Jazz名義による“ジャズ×アニメ”プロジェクトは、日本を含む世界各地で熱狂的な支持を集めてきた。
2026年への確かな一歩
『Too Little, Too Late』は、派手な主張をする作品ではない。しかしその一音一音には、ダンスフロアへの深い理解と、音楽そのものへの誠実な愛情が宿っている。Farplane Recordsが迎える新たな一年、その幕開けを告げるにふさわしい、品格と高揚感を備えたEPである。

Rasmus Faber – Too Little, Too Late
Label: Farplane Records
Release Date: 2026年2月20日
Format: Digital EP
https://www.rasmusfaber.com
https://www.instagram.com/rasmusfaber/
