
DJM-V10の思想を、より身近なサイズへ
AlphaThetaが新たに送り出す3ch DJミキサー「DJM-V5」は、2020年に登場し世界中のクラブやフェスで信頼を勝ち取ってきたフラッグシップモデル「DJM-V10」の設計思想を、よりコンパクトな筐体へと凝縮した一台だ。
発売日は2026年1月28日。限られたスペースでも妥協のないミキシングを求めるDJに向けた、実践的かつ野心的なモデルとなっている。

コンパクトでも、操作感は“プロ仕様”
DJM-V5は、DJM-V10と同様の4BAND EQ、COMPRESSOR、FILTER、SEND FXを搭載しながら、本体サイズを約30%縮小。狭いDJブースやホームスタジオでも、直感的かつ緻密な3chミックスが可能だ。
さらに、DJM-V10-LFと同系統の60mmロングフェーダーを採用し、微細な音量コントロールにも対応。新開発の「SOFT MIX CURVE」では、フェーダーを下げた際に高音域をわずかに抑え、より自然で心地よいミックスを実現している。

高解像度でウォーム──フロアを満たす音像設計
音質面では、DJM-V10で高く評価された「高解像度かつウォーム」なサウンドキャラクターを継承。
96kHz/64bitミキシングDSP処理に加え、ESS Technology製32bit A/D・D/Aコンバーターをチャンネル入力部とマスター出力部に採用している。
実際のクラブ環境での試聴テストを重ねることで、音の輪郭、空間の奥行き、そして“音と音の間”まで丁寧に描写。複数の音源を重ねても濁らず、ダンスフロアを自然にドライブするサウンドを生み出す。

SEND FXとFILTERが広げる、表現の自由度
SEND FXには、SHORT DELAY、REVERB、SHIMMER、TAPE ECHO、PING PONG、ECHO VERBの6種類を搭載。各チャンネルに専用SENDノブを備え、楽曲ごとに最適なエフェクト量を瞬時にコントロールできる。
また、FILTERはLOW PASS、HIGH PASS、CROSS PASSの3種類を切り替え可能。特にCROSS PASS FILTERは、低域のエネルギーを保ったまま中高域をなめらかに処理でき、ミックスに新たな表情を与えてくれる。

SonicLink内蔵で、ワイヤレスという選択肢を
DJM-V5は、AlphaThetaのミキサーとして初めて超低遅延ワイヤレス技術「SonicLink」を内蔵。対応ヘッドホンHDJ-F10とのペアリングにより、ケーブルレスでストレスのないモニタリングが可能になる。
DJブースでの自由度を高めるこの機能は、プレイスタイルそのものをアップデートするポテンシャルを秘めている。

PRO DJ LINKと柔軟な接続性で、あらゆる現場へ
PRO DJ LINKに対応し、CDJ-3000シリーズやrekordboxと連携することで、BPM同期による精密なエフェクト操作やLINK CUE機能を活用可能。
背面USB Type-CによるPC/Mac接続、天面USBによるiOSデバイス連携、さらには外部エフェクターとのINSERT接続までサポートし、クラブプレイから配信、レコーディングまで幅広いシーンに対応する。

“持ち運べる完成形”としてのDJミキサー
DJM-V5は、単なるダウンサイジングモデルではない。
DJM-V10で培われた音作りと操作思想を、現代のDJ環境にフィットする形で再構築した、ひとつの完成形だ。
場所を選ばず、妥協なく、自分の音を鳴らしたい──そんなDJにとって、確かな選択肢となるだろう。
ウェブサイト :alphatheta.com/
