
ギター演奏の常識を揺さぶる、ストラップ装着型コントローラー
カシオ計算機が、新たなギター表現を切り拓くエフェクトコントローラー「DIMENSION SHIFTER(ディメンションシフター)」を1月29日に発売する。本機はギターストラップに装着し、演奏者の身体の動きそのものを操作情報として音に反映させるという、これまでにないアプローチを採用したデバイスだ。
足元のフットペダルから解放され、プレイヤーの動きがそのままサウンドへと変換される ── そんな直感的な演奏体験を実現する。

クラウドファンディングから始まった“現場発”のプロダクト
本プロジェクトは、開発者自身の「ギター演奏に新しい表現を持ち込みたい」という純粋な衝動からスタート。2023年には「DIMENSION TRIPPER」としてクラウドファンディングを実施し、多くのギタリストから共感と支持を集め、目標金額を達成した。
今回、コンセプトをより明確に伝えるため名称を「DIMENSION SHIFTER」へ刷新。実戦投入を前提としたプロダクトとして、満を持して一般販売が開始される。



“伸ばす”だけで音が変わる──身体と連動する操作感
DIMENSION SHIFTER最大の特徴は、ストラップの張力と内蔵バネの反発力を利用した独自の操作システムだ。
本体を伸ばす、体を動かすといったシンプルなアクションが、そのままエフェクトの変化へと直結する。いわば「ギュイーン」という動きが、そのまま音になる感覚。
視覚的にもわかりやすく、ライブパフォーマンスにおいても観客に強いインパクトを与える。従来のフットペダルと併用すれば、複数のパラメータを同時に操作でき、より立体的で有機的なサウンドメイクも可能だ。
無線接続が生む、ステージ上の自由
操作情報は無線で送信されるため、ステージ上のどこにいてもペダルボード上のエフェクターをコントロールできる。
足元に縛られないということは、演奏フォームやパフォーマンスの自由度が飛躍的に高まるということでもある。
“演奏する身体”と“音響操作”が分断されてきたギター演奏の構造を、DIMENSION SHIFTERは根本から再構築しようとしている。

ユーザーの声を反映した、進化した設計
クラウドファンディングで寄せられたフィードバックをもとに、製品はよりコンパクトかつ扱いやすい形へと進化。
ストラップへの取り付けはワンタッチ化され、Bluetooth®のセットアップも簡略化。初めて触れるプレイヤーでも、すぐに演奏へと入り込める設計になっている。

NAMM Show 2026で世界へ
DIMENSION SHIFTERは、1月22日より米カリフォルニア州アナハイムで開催される「2026 NAMM Show」に出展予定。
カシオのブースでは、実際に本機を使用したギター演奏を体験できるという。
日本発のこの“身体拡張型”ギターデバイスが、世界のプレイヤーたちにどう受け取られるのか。そのリアクションにも注目したい。

製品情報
製品名:DIMENSION SHIFTER
価格:36,300円(税込)
発売日:1月29日
ギターは、手で弾く楽器だった。だがこれからは、身体全体で操る楽器になるのかもしれない。
