DJテニス、fabricの名門ミックスシリーズに登場 ── 新曲「I Wanna Know」とともに放つ、記憶とグルーヴの現在地

ロンドンの名門クラブ/レーベル〈fabric〉が誇るミックス・コンピレーションシリーズ「fabric presents」に、DJ Tennisが登場する。『fabric presents DJ Tennis』は2026年2月13日にリリース予定。その発表と同時に、ロンドン拠点のプロデューサーAsheeとのコラボレーションによる先行シングル「I Wanna Know」が配信スタートした。

フロアで鍛え上げられた感覚を凝縮した19曲

psychedelia、初期レイヴ、DIY精神が交差する選曲

25年以上にわたり、エレクトロニック・ミュージックの最前線を切り取ってきた「fabric presents」シリーズ。本作でDJ Tennisは、自身の原点とも言えるレイヴカルチャーや実験精神、そして長年の現場感覚をもとに、ジャンルを横断する19曲をセレクトしている。

Djrum、Danny Daze、Paurro、Josh Winkといった信頼の名前に加え、自身の新曲2曲を含む構成は、ピークタイムの高揚感だけでなく、フロアの“間”や“余白”までも意識した内容だ。Room 1で実際にプレイすることを前提に選ばれたトラック群は、DJ Tennisのリアルな美学をそのまま写し取ったものと言える。

「I Wanna Know」に刻まれた現在進行形のDJ Tennis像

先行シングル「I Wanna Know」は、Asheeとの共作によるエクステンデッドなグルーヴが印象的な一曲。抑制されたエネルギーとサイケデリックな音響設計が、フロアをじわじわと侵食していく。
DJ Tennis自身が語るように、本ミックスは「ジャンルやフォーマットを超えた感覚の記録」であり、その思想はアートワークに描かれた“皿の上の脳”にも象徴的に表れている。

DJ Tennisという存在

パンクからクラブカルチャーへ、越境し続けるキャリア

DJ Tennisは年間150本以上のギグをこなしながら、レーベル〈Life and Death〉を主宰し、数多くのアーティストを世に送り出してきたキュレーターでもある。
90年代にはBlack FlagやMinor Threatのツアーマネージャーを務め、The White Stripes、Björk、LCD Soundsystemらをヨーロッパへ紹介する役割も果たしてきた異色の経歴を持つ。

そのバックグラウンドは、今回のミックスにも色濃く反映されている。クラブミュージックという枠に収まらない“文化としてのダンスミュージック”を体現する存在として、DJ Tennisは今もシーンの更新を続けている。

名門fabricが託した次の章

マルチネス・ブラザーズ、アンドリュー・ウェザオール、サージョンらが名を連ねてきた「fabric presents」。その系譜にDJ Tennisが加わることは、彼がいま世界的なエレクトロニック・ミュージック・シーンにおいて、確かな影響力と信頼を得ている証でもある。

「I Wanna Know」は現在配信中。そして、もう一つの新曲「Hello Hello」は、2月13日のフルリリースとともに解禁される予定だ。記憶、影響、プロセス ── それらすべてを皿の上に差し出すような一作が、間もなくフロアに投下される。

Buy/Stream: DJ Tennis, Ashee – I Wanna Know
https://fabric.lnk.to/IWANNAKNOW

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