フェンダーが中国音楽シーンと刻む新章 ── リー・ロンハオ初のシグネイチャーギター誕生

Fenderが、中国本土出身アーティストとしては初となるシグネイチャーモデル『Li Ronghao Stratocaster®』を発表した。手がけたのは、マンドポップ界を代表するシンガーソングライター/プロデューサーのリー・ロンハオ(李荣浩)。本モデルは、彼にとってキャリア初のシグネイチャーギターであると同時に、フェンダーにとっても中国の音楽カルチャーと本格的に結びつく象徴的な一本となる。

マンドポップのスターが描く“理想のストラトキャスター”

リー・ロンハオは、ポップ、ロック、フォークを自在に横断するソングライティングと、徹底したクオリティへのこだわりで、現代マンドポップの基準を更新してきた存在だ。代表曲「李白」「模特(Model)」「年少有為(If I Were Young)」などで示してきたのは、親しみやすさと深みを併せ持つ独自の音楽美学。

そんな彼が「長年の創作と演奏で培ってきた理想の具現化」と語るのが、この『Li Ronghao Stratocaster®』である。30年以上にわたり音楽表現を支えてきたギターへの深い愛情と、“職人魂”とも言える姿勢が、このモデルの隅々にまで息づいている。

ヴィンテージとモダンが交差するデザインと演奏性

本モデルは、テクスチャー加工を施したVintage Shell Pinkのアルダーボディに、赤のべっ甲柄ピックガードを組み合わせた印象的なルックスが特徴。クラシックな佇まいを保ちながらも、現代的な感性を感じさせる仕上がりだ。

ネックには1965年“C”シェイプのメイプルネックを採用し、12インチラジアスのローズウッド指板と21本のミディアムジャンボフレットを組み合わせることで、滑らかな弾き心地と優れたサスティンを実現。ベンディング時の音詰まりを抑え、表現力豊かなプレイを支えてくれる。

Gotohハムバッカーが拡張するストラトの可能性

ピックアップ構成も、このモデルの大きな魅力だ。ネックとミドルにはヴィンテージスタイルのシングルコイルを搭載し、明るいハイエンドと温かみのあるミッドレンジを両立。まるで“歌うような”自然なレスポンスを生み出す。

一方、ブリッジポジションにはGotoh HB-Classicハムバッカーを採用。高出力時でも輪郭を失わず、オーバードライブ時には力強いインパクトを発揮することで、ストラトキャスターの表現領域を大きく拡張している。ヴィンテージスタイルのトレモロブリッジやチューナーも相まって、安定性とクラシックな魅力を高次元で融合させた。

フェンダーと中国音楽カルチャーの新たな関係性

FMIC次期CEOのエドワード・バド・コールは、本モデルについて「フェンダーが中国のアーティストや音楽ファンとの絆を深める新たな章の始まり」と語る。『Li Ronghao Stratocaster®』は、単なるアーティストモデルに留まらず、フェンダーと中国音楽シーンの関係性を象徴する存在と言えるだろう。

ヘッド裏に刻まれたリー・ロンハオのサイン、正規製品証明書、ブラックハードシェルケースが付属する点も、コレクターズアイテムとしての価値を高めている。

日本ではFender Flagship Tokyoで展開予定

『Li Ronghao Stratocaster®』は、中国では2026年1月7日よりFender China公式オンラインショップおよび正規取扱店で販売開始。日本では2026年2月より、Fender Flagship Tokyoでの取り扱いが予定されている。

マンドポップのスターが愛するトーン、フィール、スタイルを凝縮したこの一本は、アジアの音楽シーンとフェンダーの未来をつなぐ、新たなアイコンとなりそうだ。

【製品概要】
製品名:Li Ronghao Stratocaster®
販売価格:¥203,500円(税込)
国内販売開始日:2026年2月(予定)
国内製品取扱店:Fender Flagship Tokyo

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