
ジャズ史を揺るがした名盤、50年目の節目に限定2LPとして蘇る
ソロ・ピアノの在り方を根底から変えた金字塔、キース・ジャレット『ケルン・コンサート』。そのリリース50周年を記念し、特別仕様の 《50周年記念限定盤2LP》 が本日世界同時リリースされた。
1975年1月、ケルン歌劇場で深夜に収録された即興演奏。疲労と激しい背痛、そして“調律すらままならないピアノ”という最悪の条件の中で生み出された音楽は、奇跡のような輝きを放ち、累計400万枚超のセールスを記録する歴史的名盤となった。
プロデューサーはECMの創設者マンフレート・アイヒャー。音の余白と静謐な空気までも刻み込んだ録音は、いま聴いても鮮烈で、ジャズにとどまらず“即興という行為そのもの”の価値を世界へ示した。
今回の50周年盤は、
・チップオン・ゲイトフォールド仕様
・ダブル・ヴァイナル
・未公開写真を含む8ページブックレット
・肖像アートプリント
と、ファンにとって垂涎の内容となっている。
伝説の舞台裏が映画に──『1975年のケルン・コンサート』日本公開へ
そしてもうひとつの朗報が。『ケルン・コンサート』誕生の知られざる裏側を描いた映画 『1975年のケルン・コンサート』 が、2026年4月10日(金)より日本公開される。
主人公は、当時18歳でこのコンサートを企画した実在の女性プロモーター、ヴェラ・ブランデス。調律不良のピアノ、キャンセル寸前の緊迫、深夜のステージへと向かう決断──。本作は“伝説の名演”が生まれるまでの人間ドラマを丁寧に描き出し、2025年にドイツと米国で先行公開され大きな話題を呼んだ。
音楽映画としてはもちろん、青春映画としても胸に残る仕上がりで、観たあとに必ずアルバムを聴き返したくなる作品だ。

キース・ジャレットという“音楽の宇宙”
クラシックからジャズ、オリジナル作曲まで自在に横断するキース・ジャレット。1971年にECMと契約して以来、ソロ・インプロヴィゼーション、トリオ、カルテット、クラシック録音など、音楽の深度とレンジを果てしなく押し広げてきた。
2017年を最後に演奏活動は休止しているが、ECMから残された録音群は、いまも多くのリスナーに影響を与え続けている。
『ケルン・コンサート』はその中心にある“永遠の瞬間”だ。

商品情報
キース・ジャレット
『ケルン・コンサート 50周年記念限定盤 2LP』(輸入)
品番:780-3132
12月2日 世界同時リリース
購入URL:https://store.universal-music.co.jp/products/7803132/
※12月22日までの購入者から抽選で15名に「オフィシャルTシャツ(ドイツ製)」が当たる特典あり。
関連リンク
映画『1975年のケルン・コンサート』公式サイト(12月12日正午オープン)
https://www.zaziefilms.com/koln75/
Everything Jazz ― ECM特集
https://www.everythingjazz.jp/story/everythingjazz-catalogue-ecm/
キース・ジャレット公式
https://www.universal-music.co.jp/keith-jarrett/
Facebook
https://www.facebook.com/keithjarrettsolo/
