
23年の歴史を経て──舞台はクラン=モンタナからグスタードへ
世界屈指のマウンテン・フェスとして知られる〈Caprices Festival〉が、2026年冬の開催地をスイス・クラン=モンタナからグスタード・エグリ(Eggli)へ移すことを発表した。23回にも及ぶ歴史のなかで初めての大規模な移転であり、
フェスティバルの新章を告げる象徴的な決断だ。
標高の高いエグリは、360度のアルプス絶景を見晴らすロケーション。自然と電子音楽が交わるCapricesの理念を、さらに純度高く体現できるステージとなる。


新たな会場設計──3つのガラス張りステージが誕生
今回の移転により、Capricesのステージデザインも大幅に進化する。既存構造を活用したことで、快適性や音響、動線がすべてアップグレード。
- Peak Stage
雄大なアルプスを背景に大規模ショーが展開されるメインステージ。 - CNTRL Stage
長尺セットや貴重なB2Bを堪能できる、より親密で研ぎ澄まされた空間。 - Ridge Stage
実験性・没入感に重きを置いた、新発想のサウンド&ビジュアル空間。
ゴンドラは12:00〜翌4:00まで連続運行。頂上まではわずか7分というアクセスの良さも魅力だ。
リカルド・ヴィラロボス、スヴェン・ヴァス… 名門らしさを継ぐ“帰還組”が集結
2026年のラインナップ第一弾は、Capricesの歴史と深く結び付く常連勢が並ぶ。
リカルド・ヴィラロボス × ソニャ・ムーニャ、ルチアーノ × デニス・クルーズ、スヴェン・ヴァス、DJテニス、ジェイミー・ジョーンズ、ベドウィン、ダン・ゲナシア、RPRサウンドシステム──。
フェスと共に歩んできたアーティストたちが新会場に戻ってくるという構図は、Capricesの“家族のような関係性”を象徴している。




新世代ヘッドライナーも台頭──国際シーンを席巻する若手が初登場
一方で、2026年は初出演となる“未来の旗手たち”も大量投入されている。
ヴィンテージ・カルチャー、ジョシュ・ベイカー、マウP、アダム・テン、シンシティ、アリーシャ、サリーC、ストッフェラ──。
国際クラブシーンで頭角を現し、
SNS世代の耳を掴む新鋭たちがCapricesに初参戦。
伝統と革新が交差するブッキングは本フェスの真骨頂だ。




週末ごとに異なる世界観──テクノ集中型のWeekend 1、幅広い旅路のWeekend 2
Weekend 1(3月13–15日)
テクノ、ハウス、メロディック系を軸に“フロアを求める耳”に最適化。
Luciano b2b Dennis Cruz、Joseph Capriati、Mind Against、DVS1、Sven Väth ほか。
Weekend 2(3月20–22日)
ミニマル、アフロ、ディープハウスなど広域に展開する“音の旅”。
Villalobos b2b Sonja Moonear、Craig Richards b2b Call Super、DJ Tennis、Traumer、Vintage Culture ほか。
アーティストの追加発表も控えており、期待はさらに膨らむ。


宿泊は高級ホテルからアパートメントまで──体験を自由にデザイン
新フォーマットに合わせ、グスタード周辺に多様な宿泊プランを用意。
5つ星ホテルから手頃な滞在先まで、Airbnb等のシャレー・アパートも選択可能。
フェス公式サイトから直接リンクで予約できる。
さらに、広域シャトルバスがサーネン、ルージュモン、シュニリート、ラウネンなど
近隣エリアを網羅し、宿泊地の選択肢は大幅に広がる。

Capricesはどこへ向かうのか──“自然 × アート × 音楽”の原点をさらに高みへ
共同創設者でありCEOのMaxime Léonardはこう語る。
「Capricesは常に、自然・アート・音楽の結びつきを追求してきた。
グスタードはそのビジョンを、さらに高い次元で実現する場所だ。」
20年以上にわたって山岳フェスのモデルを作り上げてきたCapricesが、
新たな地でどこまで進化するのか──。
2026年の冬、スイスの山頂でその答えが示される。
Head to https://capricesfestival.com/ to secure tickets.
