
Dirtybird20周年を飾る、鋭さとユーモアの2トラック
Dirtybirdの20周年企画の一環として、ブラジルのプロデューサー/DJ ブルーノ・フルランが最新EP『Meet Me』をリリースした。彼がDirtybirdに戻ってくるのは2023年以来。今回のEPは、アメリカーナ、ゴイアニア、サンパウロを巡る「Flight Week Brazil Tour」直前のタイミングでの届けられた、フロア仕様の2曲で構成される。
ピークタイムを切り裂く「Meet Me」、暴発する「Scream」
EPの主軸となる「Meet Me」は、タイトなリズム構築と即効性のあるリードが絡み合う、フルランらしい“ピークタイム特化型”の仕上がり。ダンスフロアに着地した瞬間に空気を変える跳ね方を持ちながら、ディテールには彼の美学が宿る。
対になる「Scream」はさらにラフで攻撃的。ローエンドのうねりと、Dirtybirdらしいクセの強いアイデアが暴発し、クラブの空間を一気にアナーキーなモードへと引きずり込む。2曲とも“即効性”と“実験性”の両面を兼ね備え、フルランの現在地を端的に示すものとなっている。
ブラジルのクラブカルチャーを牽引してきた存在
ブルーノ・フルランは、ここ10年でブラジルのエレクトロニックシーンを世界へ押し上げた最重要アーティストのひとり。Dirtybirdとの縁は2018年の「The Book Is On The Table」、そして2019年にDJ Glenと組んだクラシック「Another Planet」で一気に存在感を確立した。2023年にはファン待望の「Another Planet VIP」でレーベルに帰還。Hot Creations、Black Book、Ultraなど、トップレーベルからもリリースを重ね、国内外の評価を盤石にした。
Flight Week Brazilで浮かび上がる“ブラジル新世代”
Dirtybirdは現在、ブラジルシーンの新たな才能を積極的にピックアップしており、最近ではRibgugaやBadComppanyら若手の躍進が話題になった。そんな流れの中に投下された『Meet Me』は、Bruno Furlanの“地元での凱旋”とも言えるEPであり、Dirtybirdのグローバルな視点を象徴する作品でもある。

リリース情報
Bruno Furlan – Meet Me EP
- Meet Me
- Scream
Out now via Dirtybird
Brunoは本作を携え、11月末からブラジル各都市を巡るDirtybirdツアーに出演。12月にはサンパウロ、レシフェ、そして2025年夏には米国「Dirtybird Campout × Northern Nights」への出演も控える。
Buy / Stream Meet Me
https://dirtybirdrecs.ffm.to/meetme
