クリスマス前に届く、踊れる贈り物
ロンドンとLAを拠点に活動するDJ／プロデューサー Sonic Soul Orchestra（JP Firmin） が、シンガー ミッシェル・アイヴォンを迎えた代表曲「Stomp Your Feet」「One Love」の未発表リミックスを公開する。今年のサポートへの感謝として、12月にBandcampで無料ダウンロードとして配布されるスペシャル企画だ。
Sam Karlsonが放つ、Nu Discoの多幸感
まず「Stomp Your Feet（Sam Karlson Remix）」では、Nu Disco界の名手サム・カールソンがポップなファンクネスを全開に。弾むベースライン、遊び心あふれるチョップド・ヴォイス、そしてレイヴィなシンセリフ──フロアの“笑顔の温度”を一気に上げる、エネルギッシュなリワークとなっている。原曲のストンプ感をより立体的に再構築し、ダンスフロアに直結するグルーヴへとアップデートした仕上がりだ。
NWNが魅せる、温かく包みこむソウルフル・リワーク
対照的に「One Love（NWN Remix）」は、深く温度のあるソウルフル・ハウスへと変貌。深く泡立つようなベース、しっとり息づくピアノ、柔らかいビートがミッシェル・アイヴォンのヴォーカルを包み込み、冬の夜に似合う“エモーショナルな温もり”を描き出す。
リスナーを優しく揺らしながら、ハウスミュージック本来の“心をひらく力”を思い出させてくれる1曲と言える。
Sonic Soul Orchestra──30年以上にわたり、クラブと音楽産業をつないできた男
Sonic Soul OrchestraことJP Firminは、90年代初頭にレーベルInterstate Recordsを立ち上げ、NYのDJ Discipleやマイケル・ワットフォードなどをブッキングしてきた人物だ。2000年代以降はアーティストのワールドツアーを手がける傍ら、ロックダウン期に再び制作へ復帰。SoSure Music、Midnight Riot、Quantize、Groove Odysseyなど、世界のハウス系レーベルから意欲的に作品を発表し、“ハウス回帰”の象徴のような存在となっている。
ミッシェル・アイヴォン──ジャンルを越えて輝く、多彩なシンガー
14歳でアーティスト契約を結び、チャカ・カーンやトニ・ブラクストンとも仕事をしたプロデュース陣と活動してきたミッシェル・アイヴォン。Dome Recordsをはじめ日本でも複数のリリース歴があり、現在は国際的なステージで幅広いバンドやショーに出演。ファンク、ディスコ、ソウルフルハウスなど、多彩なスタイルを自在に歌いこなす“表現力の幅”が強みだ。
トラックリスト
- Stomp Your Feet（Sam Karlson Remix）
- One Love（NWN Remix）
未発表の2曲は、12月にBandcampで無料ダウンロード提供予定。
