年末の恵比寿に、音の旅が再び ── flows 2025が豪華ラインナップを発表

2025年11月17日

Nujabes Metaphorical Ensemble、Francois K.、Knxwledge、そしてSTUTSも登場

美しい旋律と深い叙情性を掲げるイベント flows が、12月28日（日）に恵比寿・ザ・ガーデンホールで開催される。Nujabesの音楽を未来へと紡ぐ Nujabes Metaphorical Ensemble（以下NME）を中心に、ダンスミュージック史の生き証人フランソワK.、グラミー受賞ビートメイカー Knxwledge、そして追加発表として STUTS と Captain Vinyl（DJ NORI & MURO）がラインナップに加わった。

Nujabesの“その先”へ──NMEが描く現在進行形の音楽

生演奏とビートメイキングを溶け合わせたサウンドで、Nujabesが見据えていた未来へ歩み続けるNME。
今年はFUJI ROCK最終日の深夜、RED MARQUEEを満員に染め上げた圧巻のステージが記憶に新しい。柔らかな旋律と呼吸するリズムが空間を包み込むその姿は、Nujabesの精神がただ受け継がれるだけでなく、現代へ更新され続けていることを証明している。flowsでは、今年最後の“音の景色”が提示されることになる。

70歳を超え、なお最前線を走るFrancois K.

70年代から現在まで、クラブミュージックの歴史を現場で書き続けてきたフランソワK. も出演する。Paradise Garageでの活動、ラリー・レヴァンとの共演、そしてBody&SOULの共同創始者として、彼の存在はダンスミュージックの土台そのものと言ってよいだろう。半世紀を越えてプレイを続ける“生けるアーカイヴ”が恵比寿でどのような旅路を描くのか。唯一無二の音世界になることは間違いない。

グラミー受賞直後のKnxwledgeが東京に

世界的ビートシーンを牽引する存在 Knxwledge も、グラミーの熱気を帯びたままflowsに登場する。マドリブ、Jディラの系譜を継ぎながら、ケンドリック・ラマーやJoey Bada$$らへの楽曲提供でその名声を確立。そしてアンダーソン・パークとのユニットNxWorries が今年「最優秀プログレッシブR&Bアルバム」を受賞し、キャリアの転換点ともいえるタイミングでの来日となる。破片のようなサンプルをパズルのように組み上げる彼のライブは、ビートメイクの“現在”そのものだ。

追加発表──STUTS、Captain Vinylがラインナップ入り

新たに追加された出演者も強力である。武道館公演、アリーナ公演を立て続けにソールドアウトさせた STUTS が、flowsに初登場。フィンガードラミングとビートメイキングを融合させたライブは、日本の音楽シーンにおいて唯一無二の存在感を放つ。

さらに、東京が誇るヴァイナル・ディガー DJ NORI と MURO による Captain Vinyl も参戦。膨大なアナログコレクションから7インチを中心に、ソウル、ディスコ、ガラージ、ハウスまで幅広い名曲をターンテーブルで紡ぎ出す。

家族で楽しめる空間へアップデート

flowsは今年で3年目を迎えるにあたり、ホスピタリティ面も刷新。
親子連れの来場者に向けて、小さな子どもと休めるセーフティスペースや簡易授乳室、オムツ交換台を設置するほか、再入場も可能に。会場外では冬の恵比寿ガーデンプレイスを象徴するバカラシャンデリアとイルミネーションを自由に楽しむことができる。