エンパイア・オブ・ザ・サンからティナーシェまで ── Lightning in a Bottle 2026が豪華ラインナップを発表

南カリフォルニアの自由と創造の祝祭、再び

北米を代表するブティック・フェスティバル「Lightning in a Bottle(以下、LIB)」が、2026年のラインナップを発表した。主催は体験型フェスの先駆者であるDo LaB。会場はおなじみ南カリフォルニアのブエナ・ビスタ湖で、開催日は2026年5月20日から24日のメモリアルデー・ウィークエンドである。

LIBは23年の歴史を誇るインディペンデント・フェスティバルであり、“参加する美しき混沌”をテーマに掲げる。人工的な演出ではなく、来場者自身の創造力によって形づくられる空間は、毎年「生きる歓び」を取り戻す場として世界中の音楽ファンを惹きつけてきた。

夢幻的なポップから最前線のクラブサウンドまで

2026年のLIBを彩るのは、オーストラリアの幻想的ポップ・デュオ“エンパイア・オブ・ザ・サン”を筆頭に、オランダ発のヒットメイカー“マウP”、ハードテクノの女王サラ・ランドリー、ベースミュージックの重鎮ゼッズ・デッドら、多彩なアーティストたちである。

さらに、UKドラムンベースの象徴 チェイス&ステイタス、ブラジルから世界を席巻するモチャック、多才なマルチ奏者バリー・キャント・スウィム、そしてR&Bの革新者ティナーシェらが出演。ジャンルを横断するラインナップが、LIBらしい“音の冒険”を約束する。

ハウス、ベース、UKG ── シーンを牽引する名匠たち

ハウス・ミュージック勢も充実しており、アンダーグラウンドの鬼才メイシオ・プレックス、クラブシーンの人気者ホット・シンス82、グラミー候補にも名を連ねたジェイダG、そして伝説的DJ リー・バリッジらが出演する。また、デザート・ハーツ・クルー(マイキー・ライオン、リー・レイノルズ、マーブス)も登場し、LIBの象徴的ステージ「Woogie」に熱狂をもたらすだろう。

ベースミュージックでは、オブ・ザ・ツリーや ALLEYCVT、エレクトロソウルのデイリー・ブレッド、美しいメロディを紡ぐ INZOらが参戦。UKGシーンからはConducta、Oppidan、MPHらも名を連ね、ロンドンの熱気を砂漠に持ち込む。

枠を超える音楽と、生命力あふれる空間

新世代のジャングリスト“ニア・アーカイヴス”、’90年代レイヴの再解釈者オーヴァーモノ、高BPMの異端児 DJハートストリングス、ジャンルを越境するアヴァロン・エマーソン、アフロビートの巨星サーズ、個性派ドラァグDJトリクシー・マテルなど、音楽の多様性がここに凝縮されている。

そのほか、ノガ・エレズ、カマウウ、ミッドナイト・ジェネレーション、オート&フレディなど、エレクトロポップからヒップホップ、アフロビートに至るまで、世界中の“今”が交差するのもLIBならではである。

音楽を超えた“体験”の祭典へ

LIBの魅力は音楽だけにとどまらない。会場内の「The Compass」エリアでは、先住民族の知恵や気候変動、意識や愛をテーマにした数百ものトークやワークショップが行われる。夜はアートインスタレーションが光を放ち、昼は湖畔でヨガや瞑想を通して心身を整える ── まさに「生きる実験場」である。

また、ローカル・パーティ・クルーによる「Crossroads」ステージでは、A Club Called Rhonda や Respect DnB、Baile World などが夜をプロデュース。多様性とコミュニティが息づく空間が広がる。

チケットは11月14日発売開始

Lightning in a Bottle 2026のチケットは、11月14日午前11時(太平洋時間)より公式サイトにて販売開始。3日間または5日間のパスを選択可能で、キャンプやRVパッケージ、VIPエリアへのアクセスなど、体験スタイルに合わせたオプションも豊富である。

音楽と自由、そして創造力が交錯する祝祭 ── Lightning in a Bottle。
2026年の春、またひとつの“奇跡”がブエナ・ビスタ湖に生まれる。

👉 公式サイトはこちら

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