
マンチェスターの聖地、そのアーカイブがついに扉を開く
マンチェスターのクラブカルチャーを象徴し、世界のダンスミュージック史に決定的な影響を与えた伝説的クラブ FAC51 The Haçienda が、アーカイブから厳選した51本のDJミックスを Apple Music 限定で公開した。収録されているのは、1987年から現在に至るまでのクラブ夜会、そしてクローズ後も続く“Haçiendaスピリット”を継承するイベントでのDJセット。つまり、クラブが時間と記憶に刻んできた“生きた瞬間”そのものが、音として解放された形である。
伝説を紡いだDJたちがそこにいる
本コレクションには、ダンスミュージックを語る上で欠かせない名だたるDJたちが名を連ねている。アーマンド・ヴァン・ヘルデン、カール・クレイグ、デヴィッド・モラレス、フランキー・ナックルズ、ルイ・ヴェガ、ロジャー・サンチェス、トッド・テリー──そして、クラブの空気を形づくったHaçiendaのレジデント、マイク・ピカリング、グレアム・パーク、DJポーレット、ジョン・ダシルバらも多数収録。名盤でも教本でもない。これは“その夜その瞬間”にしか存在しなかった空気と熱狂の記録である。

Haçiendaが体現したもの
Haçiendaは、90年代UKハウス〜アシッドハウス革命の中心であり、ただのクラブではなかった。音楽と人生が混ざり合う場所であり、共同体であり、逃避であり、解放の装置だった。今回のミックス群は、そうした“空間に宿った精神”を再び呼び起こすものだ。Apple Music Global Head of Dance, Stephen Campbellはこう語る。
「Haçiendaの影響力は世代を超える。その精神とエネルギーを、次の世代へと手渡していくことに意味がある。」

今、初めてその夜を知る人へ
かつてそのフロアで踊った人も、名前だけを知り続けてきた人も、今、初めてHaçiendaに触れる人も。これらのミックスは、“クラブとは何だったのか”を鮮明に語り始める。Apple Club Radio Liveにて、現地時間11月7日深夜より公開。踊る準備だけしておけばいい。

FAC51 The Haçienda DJ MIX ARCHIVE
Exclusive on Apple Music
収録DJ(抜粋):
- Frankie Knuckles
- David Morales
- Louie Vega
- Carl Craig
- Armand Van Helden
- Roger Sanchez
- Graeme Park
- Mike Pickering
- DJ Paulette
- Jon Dasilva
ほか多数
Listen: Apple Music / Apple Club Radio Live
あの夜は終わらない ── Haçiendaのフロアは、今も脈を打っている。
Photo Credit: @peterjwalsh / peterjwalsh.com, @jonshard / jonshard.com
