フェンダー × ハローキティ、漆黒の新モデル登場──“かわいい”と“ロック”が共鳴するブラック・コレクション

フェンダーが、2024年に話題を呼んだ『Fender × Hello Kitty コレクション』の新ラインナップを発表した。今回登場するのは、ストラトキャスターとファズペダルの新色“ブラック”。2025年10月24日(金)より発売される。さらに、発売直後に完売したホワイトモデルの再販も決定した。

本コレクションは、サンリオのアイコン「ハローキティ」とフェンダーがタッグを組んだ異色のコラボレーションである。世代やジャンルを超えて愛されるキャラクターのポップな存在感と、フェンダーが持つロックの象徴性。その二つが、音楽とカルチャーの交差点で再び出会うこととなった。

ブラックに染まるストラトキャスター

『Fender® x Hello Kitty® Black Stratocaster®』(税込74,800円)は、2000年代初頭にSquierブランドで発売された伝説的コラボモデルを現代的にアップデートしたもの。これまでピンクとホワイトのモデルが展開されてきたが、今回新たに加わったブラックは、クールでエッジの効いた印象を与える。

ネックには快適な“C”シェイプを採用し、ボディにはフェンダー伝統のコンター加工を施すなど、演奏性も確保。さらにFender Designed™ハムバッキング・ピックアップを搭載し、ファットな中域と煌びやかな高音域を両立させている。ピックガードやヘッドストックには、ハローキティのグラフィックが大胆にあしらわれ、ブラックのボディとのコントラストが際立つ。デラックス仕様のハローキティ・ギグバッグも付属する。

“キュートな凶暴さ”を持つファズペダル

もうひとつの目玉は、『Fender® x Hello Kitty® Black Fuzz Pedal』(税込11,000円)。オペアンプ回路を採用し、3つのノブで直感的にサウンドをコントロールできるこのペダルは、かわいらしい見た目に反して、荒々しく攻撃的なファズサウンドを生み出す。

ピンクのウィッチハットノブや日本語ラベルが施されたコントロール、ブラックの筐体に映えるハローキティのグラフィックなど、デザイン面も抜群の完成度である。オーバードライブのような硬質な歪みから、クラシックなファズトーンまでを幅広くカバーし、遊び心と実用性を兼ね備えた一台に仕上がっている。

“かわいい”の再定義

今回のブラック・コレクションは、ハローキティの「かわいさ」を単なる装飾ではなく、ロックの持つ反骨精神と同列に置くような挑戦的な試みである。ピュアでありながら強く、愛らしくもどこか危うい──そんな二面性をギターとペダルの両面から表現している。

再販されるホワイトモデルとともに、ハローキティとフェンダーが紡ぐこのシリーズは、音楽カルチャーとポップ・アイコンの新たな共振点として注目を集めそうだ。


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