
自身の象徴的ナンバー「The Bottle」を現代に再生させた重要作
BBE Musicが、ブライアン・ジャクソンによる新作『EP One』を2025年8月29日にリリースする。本作は、ギル・スコット=ヘロンとの名コンビとして知られるジャクソンが、自身の象徴的ナンバー「The Bottle」を現代に再生させた重要作である。
中心となるのは、UKソウル界のレジェンド、オマーによる圧倒的なヴォーカルと、ハウス・ミュージックの革新者マスターズ・アット・ワーク(Masters At Work)によるリミックスワークだ。オリジナルが持つ社会的意識と躍動感を受け継ぎながら、現代のダンスフロアにふさわしいスピリットを宿したトラックへと進化している。マスターズ・アット・ワークならではの緻密な音響構築と、参加ミュージシャンの高い演奏技術が融合し、結果として「壮大すぎてアルバムに収まりきらなかった」一曲として誕生した。
ブラック・ミュージックの解放と再生がテーマ
このEPには「The Bottle」のフル・ヴァージョンに加え、リッチ・メディナを迎えた「Winter in America」、そしてシンディ・ミゼル、ドーン・トールマン、ラモーナ・ダンラップが参加したソウルフルな「New York City」も収録されている。いずれもブラック・ミュージックの解放と再生をテーマにしたサウンドであり、過去の遺産を現在の声と結びつける“音の継承”を体現している。
『EP One』は、ジャクソンの新アルバム『Now More Than Ever』に先駆けてリリースされるものでありながら、単体でも強烈な存在感を放つ作品である。音楽がいかにして社会の意識を映し出し、人々を解放してきたか──その歴史と現在を繋ぐメッセージがここにある。
リリース情報
- アーティスト:Brian Jackson
- タイトル:EP One
- レーベル:BBE Music
- 発売日:2025年8月29日
- 収録曲:「The Bottle」「Winter in America」「New York City」ほか
- 参加アーティスト:Omar, Rich Medina, Cindy Mizelle, Dawn Tallman, Ramona Dunlap
- プロデュース/リミックス:Masters At Work