n808、Dirtybird 20周年を飾る最新EP『The Ocho』をリリース──ベイエリアの現在形を刻む2曲

2025年10月12日

サンフランシスコを拠点とするプロデューサー／DJのn808が、名門〈Dirtybird〉の20周年企画「Flight Week」第三弾として最新EP『The Ocho』をリリースした。マイク・ケリガン、クレイトン・ウィリアムという地元ベイエリアの盟友たちを迎えた2曲構成の作品である。

EPには、うねるようなローエンドとシャープなリズムが躍動する「Buckle Up」（w/ Mike Kerrigan）、きらめくシンセとマリエムのハイトーン・ヴォーカルが幻想的に交錯する「Stuck To The Floor」（w/ Clayton William）を収録。Dirtybirdが20年間にわたり育んできた“フリーキーで遊び心あるハウス”の精神を、n808が現代的なサウンドデザインで再構築した内容となっている。

2018年の『Campout West Compilation』で頭角を現して以来、〈Dirtybird〉作品に常連として参加してきたn808。Mike Kerriganとの「Penguin Hit Squad」（2022）や「The Cat’s Pajamas」（2023）、GOLESとの「Caddy」（2024）などで評価を高めてきた。今作『The Ocho』は、そのキャリアの節目を飾る意欲作であり、サンフランシスコのダンスミュージック・シーンの多層的な活力を体現する一枚といえる。

『The Ocho』は各プラットフォームで配信中。Dirtybirdは20周年を記念した北米ツアーも展開中であり、今後もベイエリア発の創造的なエネルギーを世界に届け続ける。