イビサの夏を彩った音楽の記録──KUVOが2025年シーズン「最もプレイされた楽曲」ランキングを発表

スペイン・イビサ発のナイトライフ企業 The Night League(TNL) と、AlphaTheta傘下の音楽認識サービス KUVO powered by DJ Monitor が、2025年シーズンの「イビサで最もプレイされた楽曲」を発表した。対象となるのはTNLが運営する3つの象徴的な会場── [UNVRS]、Ushuaïa Ibiza、Hï Ibiza。その頂点に立ったのは、オランダのDJ Toman による「Verano en NY」。今季だけで114回ものプレイを記録し、堂々の1位を獲得した。

Tomanは今回の快挙について、「長年この瞬間を夢見てきた。尊敬するDJたちが自分の曲をプレイしてくれたこと、街中で流れているのを耳にしたこと、そして今こうして“夏の最もプレイされた曲”になったことは大きな栄誉です」とコメントしている。

ランキング上位には、今季のダンスフロアを席巻した新鋭アーティストたちの名が並ぶ。Luke Dean、Max Dean & Lockyによる「Can’t Decide」、Jordan Peakの「Front 2 Back」、Chloé Caillet & Luke Alessiによる「The One(feat. Jocelyn Brown)」などが注目を集めた。また、昨年の1位だったCajmere & Dajae「Brighter Days(Marco Lys Remix)」は依然として高い人気を保ち、今年も2位にランクインしている。

2025年はTNLにとって歴史的な一年でもあった。新会場 [UNVRS] の開業によって、イビサのクラブカルチャーは新たな局面を迎えた。アリーナ規模のスケールとクラブの高級感を融合させた革新的な空間は、同社最大のシーズンを象徴する存在となり、イビサの夜を再定義したと言ってよい。

今回のランキングは、KUVO powered by DJ Monitorの 音楽認識技術(MRT) によって、3会場で再生された 33,000曲超/10,500人以上のアーティスト の楽曲データを解析し作成されたものである。Apple Music上では、本レポートをもとにした公式プレイリストも公開中で、ファンはこの夏の熱狂を追体験できる。


イビサ2025年シーズン・最もプレイされた楽曲トップ10

  1. Toman – Verano en NY(114回)
  2. Cajmere & Dajae – Brighter Days (Marco Lys Remix)(100回)
  3. Chloé Caillet & Luke Alessi – The One (feat. Jocelyn Brown)(95回)
  4. Luke Dean, Max Dean & Locky – Can’t Decide(94回)
  5. Jordan Peak – Front 2 Back(90回)
  6. Jonas Blue & Malive – Edge of Desire (Extended Mix)
  7. Cloonee, Young M.A & InntRaw – Stephanie
  8. CASSIMM – LOVE DESIRE
  9. Modjo – Lady (Hear Me Tonight)
  10. Nic Fanciulli – Set Me Free (feat. Robert Courtois)

2025年のイビサを象徴するこのランキングは、単なる楽曲リストにとどまらず、世界のナイトライフがどのように進化しているかを映す文化的ドキュメントでもある。TNLとKUVO powered by DJ Monitorの取り組みは、データによる音楽体験の可視化を通じ、クラブカルチャーの新たな未来を切り拓いている。

Apple Musicで公開中の公式プレイリストは こちら から。

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