ohayoumadayarou、新曲『Crawl』を本日解禁──chelmico・Rachelによるソロプロジェクト、11月EP・12月LPリリース決定

“おはようまだやろう”が描く、もうひとつの朝

ラップユニット・chelmicoのRachelによるソロプロジェクト「ohayoumadayarou」が、10月3日(金)、第2弾シングル『Crawl』をリリースした。サウンドプロデューサー・ESME MORIと共に制作を進めるこのプロジェクトは、前作『mo osoi』に続き、Rachelの新たな感性を解き放つ試みとして始動している。

『Crawl』は、透明感のあるサウンドとRachelの柔らかい歌声が重なり合い、“大きな水の中を漂うような世界”を描く楽曲。テーマは「時間や場所を超えて、会いたい人に会いに行く」。chelmicoで見せるラッパーとしての強靭さとは対照的に、ohayoumadayarouでは、歌そのものの質感で感情を伝えるスタイルを打ち出している。繊細な音の粒を散りばめたESME MORIのプロダクションが、シンプルな構成の中に奥行きを与え、聴く者を静かに包み込む。

今後のリリーススケジュール

  • 2025年10月3日(金):2ndシングル『Crawl』リリース(配信中)
     配信リンク:https://orcd.co/crawl_ohayo
  • 2025年11月7日(金):先行配信シングル『惑星』リリース
  • 2025年11月21日(金):EP『そこにないもの』配信開始
  • 2025年12月20日(土):LP『そこにないもの』(アナログ盤)発売

EP『そこにないもの』には全5曲を収録。Rachelがソロとして追求する“もうひとつの居場所”を集約した内容になっている。LP版ではボーナストラックとして第1弾シングル『mo osoi』を追加収録し、アナログ独自の音像でohayoumadayarouの物語を総括する。

Tracklist

EP『そこにないもの』(2025年11月21日配信)
M1. Crawl
M2. 玉ねぎ
M3. 西澄寺
M4. 紙飛行機
M5. 惑星

LP『そこにないもの』(2025年12月20日発売)
Catalog No. : OHMD-001 / Price : ¥4,000(税抜)
SIDE A : 1. Crawl / 2. 玉ねぎ / 3. 西澄寺
SIDE B : 1. 紙飛行機 / 2. 惑星 / 3. mo osoi(Bonus Track)

アーティストコメント

Rachel(chelmico / ohayoumadayarou)

森くんとスタジオに入って、森くんがこの曲のリフを作った時に「お水」のイメージが湧いてきたので、そのまま一気に書いた曲です。大きいお水の中で時間や場所を超えて、会いたい人に会いに行く歌です。自分が好きな「童謡っぽさ」が良い感じに出せたと思います。

ESME MORI(Sound Producer)

海の底で、何だかよく見えないけどキラキラしたものを音にしたくて、それをどんどんトラックに散りばめていきました。凄い細かい音が鳴っているように聴こえるかもしれませんが、実はトラックの数は少なくてシンプルです。是非この曲の中を自由に泳いでみてください、心地よいはずです。

プロジェクト概要:ohayoumadayarou

「ohayoumadayarou」は、chelmicoのRachelがサウンドプロデューサー・ESME MORIとともに立ち上げたソロプロジェクト。2023年頃から制作を始め、2025年に本格始動。配信リリースを軸に、ライブ活動も試行錯誤しながら展開している。DJ名義を「ohayoumadayarou」と「牡蠣姫(かきき)」のどちらにするか検討中とのこと。

プロデューサープロフィール:ESME MORI

サウンド・プロデューサー/シンガーソングライター。ヒップホップサウンドに衝撃を受け、独学でトラック制作を開始。テクノやアンビエントを中心に活動する“Solvents & Orbits”と並行して、2011年からソロプロジェクト“ESME”を始動。2012年にLOW HIGH WHO? PRODUCTIONより『Maple Hill』、POPGROUP RECORDINGSより『The Butterscotch Sessions』をリリース。2016年12月に“ESME MORI”名義に改名。

有機的な音を生かした電子音楽を軸に、CMや広告音楽、アーティストへの楽曲提供、劇伴制作など幅広く活動。近年では自身の作品として1stアルバム『隔たりの青』やシングル『日々 feat. Rachel & 永井聖一』を発表。精密な構成と温度感のあるサウンドデザインで評価を集める。

chelmicoのラップとして知られるRachelが、ソロで見せる「ohayoumadayarou」は、言葉よりも質感で語る音楽だ。『Crawl』で描かれる水のモチーフは、曖昧さや記憶の揺らぎを象徴している。ビートと歌の境界を曖昧にしながら、RachelとESME MORIが作り上げた“静かな熱”は、2025年の日本のポップシーンに確かな存在感を残すだろう。

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