Parallelle、新曲「Searching For The Groove」を発表 ── Sacksとの共作で描く“人生のグルーヴ”

2025年10月2日

新曲は人生のグルーヴを探す終わりなき旅をテーマ

フランス出身のデュオParallelleが、最新シングル「Searching For The Groove」をリリースした。本作は、10月29日にリスボン拠点のレーベル〈FOLDER〉からリリースされるニューアルバム『11th Avenue』に収録される先行曲であり、サックス奏者Sacksを迎えて制作されたものである。

「Searching For The Groove」は、2-step的なシンコペーションを取り入れたリズムに、ファルセット・ヴォーカル、温かみのある鍵盤とサックスのフレーズを重ね、軽やかな高揚感を生み出している。Parallelleは本作について「人生のグルーヴを探す終わりなき旅をテーマにした。愛かもしれないし、成功かもしれない。喜びや自由であるかもしれない。それは人それぞれが定義するリズムであり、前進を支えるものだ」とコメントしている。

オランダのストリートウェアブランドCiaranとコラボ限定カプセルコレクションも

アルバム『11th Avenue』は、アナログ的な質感を大切にしながら、ジャンルを横断する試みを形にした作品である。生楽器の演奏とグルーヴィーなビート、ジャジーなサックスやトランペット、そしてヴォーカルを組み合わせ、クラシカルでありながら同時にコンテンポラリーな響きを獲得している。ビジュアル面では、ファッションディレクターSarah BassettとフォトグラファーDani Bastidasが参加し、音楽同様にアナログ・ファーストの美学を反映した。さらに、オランダのストリートウェアブランドCiaranとコラボレーションした限定カプセルコレクションも、10月のADEに合わせて発表される予定である。

Parallelleは、ジャズやソウル、ヒップホップ、ファンク、テクノなど多彩なジャンルを背景に持ち、ライヴ・インストゥルメンテーションやフィールドレコーディングを駆使しながら独自の音楽世界を築いてきた。リスボンを拠点に活動し、音楽とファッション、映像を横断するコラボレーションを展開する彼らのアプローチは、まさに“音楽を普遍的な対話”として提示するものである。

「Searching For The Groove」は現在、各プラットフォームにて配信中。アルバム『11th Avenue』は10月29日にリリース予定で、アナログ盤も追って登場する。