メロディーズ・エコー・チャンバー、最新AL『Unclouded』を12月5日リリース ── 先行曲「In The Stars」MV公開

フランス出身のアーティスト、メロディー・ポシェットによるプロジェクト=メロディーズ・エコー・チャンバーが、最新アルバム『Unclouded』を〈Domino〉より12月5日にリリースすることを発表した。

マジー・スター、ビーチ・ハウス、ステレオラブらと比較されるドリーミーでサイケデリック、かつポップなサウンドで高い評価を得てきた彼女。本作は“人生を肯定するチャプター”を描いた作品であり、そのタイトルは宮崎駿による「悪の中に善を、善の中に悪を見るのだ」という言葉から引用されている。先行配信曲「In The Stars」は現在ミュージックビデオと共に公開中である。

『Unclouded』の制作には、スウェーデンの名匠スヴェン・ヴンダー(Joel Nils Danel)が共同プロデューサーとして参加。彼の豊かな音世界がメロディーの生々しい表現と交錯し、弦楽、ギター、ベースを織り込んだ有機的かつ多層的なサウンドを生み出している。オープニング曲「The House That Doesn’t Exist」では、弦楽がめくるめく高みに舞い上がり、やがて心地よい低音へと収束する象徴的な展開が聴ける。

さらに、ヨセフィン・ルンステーン(ヴァイオリン/ヴィオラ)をはじめ、ヴンダーのバンドメンバーであるダニエル・エーゲン(ギター)、ラヴ・オルサン(ベース)が参加。彼らはメロディーに“ビロードのグルーヴ”を与えている。先行シングル「Daisy」では、坂本慎太郎やクレイロ、ノラ・ジョーンズとの共演でも知られるエル・ミシェルズ・アフェアーとタッグを組んでおり、アルバム全編においてライン・フィスクがギターで参加、ジョニー・マーを想起させる煌びやかなプレイを披露している。

過去作が逃避的な夢想を描いてきたのに対し、『Unclouded』は「無常」を受け入れ、自然と共に今を生きる姿勢を音楽として結実させた。軽やかなグルーヴと現実的な言葉が交わる本作は、メロディーズ・エコー・チャンバーにとって新たな地平を示す作品である。

最新作『Unclouded』は、国内盤CD(解説書付き)、輸入盤CD、ブラック/ミントの2種類のヴァイナルで発売される。

『Unclouded』リリース情報

アーティスト:Melody’s Echo Chamber
タイトル:『Unclouded』
リリース日:2025年12月5日
レーベル:Domino

  • 国内流通仕様盤CD(解説書封入)
  • 輸入盤CD
  • 輸入盤LP(ブラック/ミント・ヴァイナル)

配信リンクIn The Stars
MVYouTube

詳細:https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15406

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