ジャジー・ポップの新星aron!、ジョー・ラ・パニックとのコラボ曲「deja vu」をリリース

2025年9月29日

22歳のシンガー・ソングライターaron!が、新進気鋭のフランス人シンガー・ソングライター、ジョー・ラ・パニックとタッグを組んだシングル「deja vu」をリリースした。

「deja vu」は英語とフランス語が交錯する中毒性の高い楽曲である。アメリカ出身のaron!が奏でるジャズとポップの要素に、ジョー・ラ・パニックが持ち込むシャンソンとポップの感覚が融合し、幻想的で夢幻的な世界を描き出している。両者の間に自然な化学反応が生まれ、国境を超えたポップスの新たな可能性を提示する仕上がりとなっている。

今年6月、aron!はデビューEP『cozy you (and other nice songs)』を発表し、オンラインを中心に大きな支持を獲得。SNSと連動した数百万回規模のストリーミング再生を記録した。同作は“cozy pop＝居心地のよいポップス”というコンセプトを掲げ、心地よさと親密さをテーマにした6曲を収録。秋の空気感にも寄り添う作品として注目を集めている。

aron!は「僕の曲は人生の小さなエピソードであり、『cozy＝居心地がいい』という言葉がこのプロジェクトの雰囲気を最もよく表している」と語る。そのサウンドとストーリーテリングは、多くのリスナーを共感と没入へと導いている。

ノースカロライナ州シャーロット出身のaron!は、幼少期にギターを手にしたことをきっかけに音楽の道を歩み始めた。ジャズの学びとロックの影響を経て、クラシック作曲やピアノにも打ち込み、幅広い音楽的素養を身につけている。大学ではジャズ・ヴォイスと映画音楽を専攻し、インディー・ポップ・バンドでの活動を通じてライヴ経験も積み重ねてきた。2025年には名門ヴァーヴ・レコーズと契約し、本格的なキャリアをスタートさせている。

新曲「deja vu」は、そんなaron!が自らの“cozy pop”をさらに進化させた一歩であり、彼の音楽的ビジョンを国際的に広げる試みである。今後の展開にますます期待が高まる。