サマラ・ジョイ、キャリアの原点「スリー・リトル・ワーズ」を配信リリース

(c) AB+DM

第65回グラミー賞で最優秀新人賞を受賞し、その後も毎年受賞を重ねてジャズ界に新風を吹き込むサマラ・ジョイが、自身のキャリアの原点ともいえるスタンダード・ナンバー「スリー・リトル・ワーズ」を配信リリースした。併せてヴィジュアライザー映像も公開されている。

本曲は、作曲家ハリー・ルビーと作詞家バート・カルマーによる不朽の名曲であり、サマラが初めて学んだスタンダードでもある。アルト・サックス奏者デヴィッド・メイソンによる新たなアレンジを取り入れ、鮮やかに再解釈された仕上がりとなっている。昨年10月にリリースされたメジャー2作目『ポートレイト』のセッションで録音され、日本盤ではボーナス・トラックとして収録されていた楽曲である。

サマラは「この曲は私が初めて学んだスタンダード曲のひとつです。サラ・ヴォーンの『After Hours at the London House』を聴いたのがきっかけでした。多くの素晴らしい録音が存在しますが、私自身の解釈を加えることができてとてもワクワクしています」とコメントしている。

ニューヨーク・ブロンクス生まれのサマラは、近年めざましい成長を遂げており、『ポートレイト』はNPRから「これまでで最もジャズに精通したアルバム」、WRTIから「芸術的な飛躍」と評された。BBCプロムスでの華々しいデビューやタイムズ紙の5つ星評価、ニューヨーク・カーネギーホール公演のソールドアウト、そして今年2月の初来日公演成功など、評価と実績を積み重ねている。

Rolling Stone誌から「次世代ジャズ界のリーダー」と称されるサマラは、この秋もワールド・ツアーを展開。アメリカ主要都市を巡るほか、オーストラリア、ニュージーランドでの公演も予定されている。

キャリアの原点に立ち返りながらも進化を続けるサマラ・ジョイ。その歩みは、次世代ジャズの未来を指し示すものである。

「スリー・リトル・ワーズ」リリース情報

シングル:「スリー・リトル・ワーズ」
リリース日:2025年9月26日
配信リンクこちら

パーソネル

  • サマラ・ジョイ(vo)
  • ジェイソン・チャロス(tp, flh)
  • デヴィッド・メイソン(as, fl)
  • ケンドリック・マカリスター(ts)
  • ドノヴァン・オースティン(tb)
  • コナー・ローラー(p)
  • フェリックス・モースホルム(b)
  • エヴァン・シャーマン(ds)

プロデュース:サマラ・ジョイ & ブライアン・リンチ

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