山中千尋、メジャー・デビュー20周年を記念したベスト盤──新作『Ooh-La-La』、18作品アンコール・プレスも

ニューヨークを拠点に世界で活躍するジャズ・ピアニスト、山中千尋がメジャー・デビュー20周年を迎えた。本日9月24日にはベスト・アルバム『Best 2005 – 2025』をリリース。さらに10月31日にはニュー・アルバム『Ooh-La-La』の発売、そしてメジャー・デビュー作『Outside by the Swing』を含む18タイトルのアンコール・プレスが控えている。

20年の軌跡を凝縮した『Best 2005 – 2025』

ベスト盤『Best 2005 – 2025』は、ユニバーサルミュージックからリリースされた作品群より山中自身がセレクト。代表曲に加え、新たに録音された2曲を収めた、20周年を祝うスペシャルな内容である。山中は「コンサート会場で出会った皆さんの顔を思い浮かべながら選曲した」と語り、10周年ベスト盤とは重複しないラインナップを意識したという。

待望の新作『Ooh-La-La』

約1年ぶりの新作『Ooh-La-La』は、ボサ・ノヴァをはじめとするブラジル音楽を軸に、スティーヴィー・ワンダー「You Are the Sunshine of My Life」や、日本のポップス「スニーカーぶる〜す」までを独自のアレンジで展開。オリジナル曲「Piyo The Little Bird」ではヴォーカルにも挑戦し、ジャンルを横断する音楽性を提示している。録音はニューヨークにて、ヨシ・ワキ(b)、ジョン・デイヴィス(ds)とのトリオで行われた。通常盤に加え、ミニ・フォトブックが付属する限定盤の同時発売も決定している。

アンコール・プレスと記念公演

10月31日には、デビュー作『Outside by the Swing』を含む18作品のアンコール・プレスも実施。20年にわたり積み重ねてきたキャリアを改めて体感できる機会となる。さらに10月24日にはカーネギー・ホールでの20周年記念ライヴ、11月にはブルーノート東京を皮切りとしたトリオ公演も予定されている。

プロフィール

2001年のデビュー以来、20枚以上のアルバムを発表。ハービー・ハンコックやジョージ・ベンソンとの共演、カーネギー・ホールやロニー・スコッツといった世界の名門ステージでの公演を重ね、日本人ジャズ・ピアニストとして確固たる地位を築いてきた。第23回日本ゴールドディスク大賞をはじめ、数々の栄誉ある賞を受賞している。


山中千尋の20周年記念イヤーは、ベスト盤、新譜、そして過去作再発と、充実した展開をみせている。進化を続ける彼女の音楽に、今後も注目していきたい。

公式サイト https://www.chihiroyamanaka.net/

ユニバーサルミュージックhttps://www.universal-music.co.jp/chihiro-yamanaka/

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