
英国発のハイエンドオーディオブランド KEF が、新世代ポータブルBluetoothスピーカー「Muo」を発表した。
発売は2025年9月24日(水)からmyKEF会員限定で先行販売を開始。10月7日(火)からは一般販売がスタートする。
KEFが60年以上にわたり培ってきた音響技術をコンパクトなボディに凝縮し、持ち運び可能な形で提供するのがこの「Muo」。驚くほどクリアな音質、緻密な中音域、力強い低音を兼ね備えた“HiFiクオリティのポータブルスピーカー”として市場投入される。
HiFiサウンドを持ち歩く
「Muo」は、専用設計のレーストラックドライバーを搭載し、サイズを超える迫力ある低音を再現。さらに、ハイエンドサブウーファー KC62 や KC92 にも採用されている P-Flexテクノロジー を取り入れることで、歪みを抑制しながら深みのあるサウンドを実現している。
高音域は19mmドームツイーターにより自然でクリアな再現力を発揮。DSPアルゴリズム Music Integrity Engine® が全体のパフォーマンスを最適化し、小型スピーカーとは思えない奥行きと正確性を生み出す。
Bluetooth® 5.4 aptX Adaptive™ による低遅延かつ高音質なワイヤレス接続が可能。さらに2台の「Muo」を組み合わせることで、ステレオ再生や Auracast™ を利用したマルチ接続にも対応する。
タフで長時間の再生性能


「Muo」はフル充電で最大24時間の再生に対応。2時間でのフル充電に加え、15分の急速充電で3時間の再生も可能だ。
防水・防塵規格 IP67 に準拠し、豪雨や砂塵といった過酷な環境でもパフォーマンスを維持。-20℃から45℃まで幅広い温度下での使用にも耐える仕様となっている。
アイコニックなデザインと7色のカラーバリエーション


デザインを手がけたのは、著名なインダストリアル・デザイナー Ross Lovegrove。KEFのフラッグシップモデル「Muon」の象徴的な造形をポータブルに落とし込み、縦置き・横置きの両方で最適なサウンドを実現する設計となっている。
高級アルミ筐体を採用し、カラーは シルバー・ダスク / アンバー・ヘイズ / オレンジ・ムーン / ブルー・オーラ / モス・グリーン / ココア・ブラウン / ミッドナイト・ブラック の7種類。キャリーストラップも本体カラーに合わせて付属する。
また、筐体にはリサイクルプラスチックを採用。環境負荷を抑えつつ、デザイン性と耐久性を両立させている。

価格・発売情報
- 希望小売価格:39,600円(税込・1台)
- 先行販売:2025年9月24日(水)よりmyKEF会員限定
- 一般販売:2025年10月7日(火)より全国のKEF正規販売店、公式オンラインストアで開始
- 取扱店舗:KEF Music Gallery TOKYO(港区南青山)、KEFオンラインストア
詳細情報:https://jp.kef.com/products/muo
KEFについて

1961年、BBCのエンジニア Raymond Cooke によって英国ケント州メイドストーンで設立。社名は拠点となった Kent Engineering and Foundry に由来する。
合成素材の採用から、現在では基準となっているリファレンスシリーズの開発に至るまで、常にオーディオ業界を牽引してきた。
現在はスピーカーやサブウーファーに加え、ワイヤレス・ポータブルスピーカー、ヘッドフォンへとラインナップを拡大。自宅でも外出先でも、ハイフィデリティサウンドを届けることを使命として活動を続けている。
この「Muo」は、KEFの理念をコンパクトな筐体に凝縮し、アクティブなライフスタイルと音楽を結びつける存在となりそうだ。