
ロンドンのプロデューサー/DJ、ダン・ザ・ドラムと、UKソウル・シーンで注目を集めるシンガー“カーミー・ラヴ”がタッグを組み、名曲「Hurt So Bad」を現代に蘇らせた。EP『Hurt So Bad (Original ‘SHLJ’ Versions)』は〈F*CLR〉より2025年10月10日にリリースされる。
1965年にリトル・アンソニー・アンド・ザ・インペリアルズが発表した「Hurt So Bad」は、これまでにもグラント・グリーンやナンシー・ホロウェイ、フィリー・デヴォーションズ、エティエンヌ・ドゥ・クレシーらによってカバーやサンプリングが行われてきたソウル・クラシックである。発表から60周年を迎える本年、ダン・ザ・ドラムとカーミー・ラヴは、その普遍的な魅力を現代のソウルフル・パーティピープルに向けてアップデートした。
本作では、しなやかに腰を揺らすグルーヴと指を鳴らしたくなるようなリズムが展開され、豪華なミュージシャンが参加。鍵盤にはノース・ストリート・ウェストのダレン・モリス、ジャズ・ギターをジョセフ・ネスビット=ラーキング、サックスをカール・デーヴィスが担当し、ハイクラスな演奏で楽曲を彩っている。さらに今後は、ソウル界の重鎮テリー・ジョーンズ、リミックス巧者レオ・ゼロ、そしてノース・ストリート・ウェストによるリミックスも控えている。
ダン・ザ・ドラムことダン・スポルディングは、14歳からファンク、ソウル、レゲエ、スカ、ハウス、レア・グルーヴ、ヒップホップに浸り、ノーマン・ジェイやデイヴ・リー、クレイグ・チャールズらと共演してきた人物である。ロックダウン期にはチャリティDJイベント「The Lockdown Legacy」を共同主催し、多額の寄付を実現。これまでにコフィーの名曲「Casanova」を再解釈した「JazzCazz」や、カーミー・ラヴを迎えた「UK House Sermon」などを発表し、BBC 6Musicなどでも取り上げられている。

一方、カーミー・ラヴは2021年にデビューシングル「Rebel / Thinkin’ About You」を〈Big AC Records〉からリリースして以来、BBC 6 Musicのクレイグ・チャールズやBBC Londonのロバート・エルムス、Soho Radioのノーマン・ジェイといった著名DJから熱烈なサポートを受けてきた存在である。ソウル、R&B、ラヴァーズ・ロック、ゴスペルに根ざした豊かな歌声は高い評価を得ており、ラヴィルやPMワーソン、ハウス・ゴスペル・クワイアとの共演歴も持つ。
『Hurt So Bad (Original ‘SHLJ’ Versions)』には、オリジナル・ミックス、インストゥルメンタル、ラジオエディットの3曲を収録。往年の名曲に新たな息吹を与えた本作は、クラシック・ソウルとモダンなダンスフロアをつなぐ架け橋となるであろう。

Dan The Drum x Carmy Love
‘Hurt So Bad’ (Original ‘SHLJ’ Versions) EP
F*CLR / FCLR042
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